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「確かに君たちの問題行動は教師にとって頭痛の種だけど、それを理由に生徒の頼みを断るような意地悪はしないつもりだよ。だから何かあるのならちゃんと話してね」
「…覚えておこう」
それだけ答えたグルッペンは、また手元の書類に目を落とした。
この話がもう終わりだと気づき、私も今日の分の業務を終わらせようとペンを走らせた。
生徒会顧問になって、初めての学校行事。
学年別対抗体育祭が間近に迫っていた。
他の先生たちにも手伝ってもらって、どうにか大きな問題も起こさずに準備を進められていたある日の放課後、生徒会室でグルッペンたちと一緒に業務をしていればドアをノックする音に顔を上げた。
代表して私が返事をすれば、コネシマとチーノ、それにゾムがその手にお菓子やら飲み物やら軽食を抱えて入ってきた。
「夜食持ってきたで！」
ゾムが機嫌よくそれらを机の空いているスペースに置くが、少し雪崩が起きるほどの量に思わず頬が引きつったのは私だけではないはず。
ちらりとコネシマを見れば、コネシマも嬉々としてトントンの前の色々と置いているのが見えた。
その時トントンと目が合ったが、恐らくトントンも私と同じ表情をしていたので私の気持ちを察したのだろう。
「…ゾムくん、一つ聞いていいかな」
「なんや？」
「放課後は購買が閉まってるはずだけど、どこで買ってきたの？」
「え、えっと…」
私の質問の意図を理解したのだろう、肩を揺らしながら答えに詰まるゾムは助けを求めるようにコネシマを振り返った。
ゾムの助けを求める視線と問い詰める私の視線に気づいたのか、振り返ったコネシマは呑気に目を瞬かせて私に問う。
「なんや」
「今ゾムくんにも聞いてたけど、この夜食たちはどこで買ってきたの」
「どこでって、購買はもう閉まっとるからそこのコンビニで…」
そこまで口を滑らせたコネシマは慌てて自分の手で己の口を塞ぐが、もう遅い。
痛みだす頭を抑えながら、私はコネシマとゾム、そして巻き込まれたのだろうチーノに言う。
「分かってるとは思うけど、帰宅時に寄るならともかく学校とコンビニの行き来が良くないのは理解してるよね？」
お説教の気配を感じたのだろう、コネシマとゾム、チーノはその場に姿勢を正して私の言葉を恐々と待っていた。
「だからこそ放課後までは購買が開いているわけだし、昼は食堂だってある。校則としても寄り道は良くないとされてるんだからこれがアウトなのは分かってるね？」
「…はい」
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舞太郎 - 禁断の恋、､､背徳感があるねーｸﾞﾍﾍ(きも)更新頑張ってください！楽しみにしておりまーすんご (2021年10月8日 23時) (
レス) @page42 id: 6f46ea7e84 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 好き… (2021年7月17日 16時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乃鴉 | 作成日時：2021年4月8日 21時
