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鬱、シャオロン、ゾムもコネシマに続いてわらわらと青年を囲いそれぞれが「兄さん」と呼ぶのを聞いて思わず微笑ましくて笑みが零れた。
はしゃぐ彼らを置いて、見回りの続きのついでに学年主任の先生を探せば同じく見回りをしていたのかふらりと歩いているのを見かけて声をかける。
ちなみに今日は文化祭だからか、青いニット帽子に水色のキャラクターのピンバッチをつけていた。
私が青年のことを話せば、呆れたように、だけど微かに嬉しそうに眉を下げる学年主任の先生は私に謝った。
「あいつ早速A先生に迷惑かけたのか…すみません、あいつ変なこと言ってませんでした？嘘とかつけない奴で」
「えっと…」
「なんだぁ？何言ったんだぁ、あいつ…A先生、言っちゃっていいですから」
「その…私のことを、褒めていただきました…」
さすがに自分のことを美人だと褒められたとは言えずに、当たり障りない言葉で濁せばぴたりと止まった学年主任の先生は両手で顔を覆ってしまった。
「…まじか、あいつ、本当に本人に何言ってんだ…え、しかもその感じだと多分俺が言ったって…」
「あ、ロボロくんからもって、なので…」
「フォローありがとうございます…あいつ締める」
顔を上げた学年主任の先生の目が据わっているのを見てしまった私は、とりあえず今青年はロボロのクラスにいることをだけを伝えてその場を離れた。
最後になにやら不穏な言葉も聞こえたが、聞こえなかった振りをしよう。
気持ちを切り替えるために早速昨日も使ったスイーツ食べ放題券を手に持ってお店を回っていると、人通りの少ない展示スペースの廊下で不意に目の前に人影が見えて思わず立ち止まる。
見上げた先には、あまり良い印象を持てない笑い方をする男の人が二人、私を見て目を細め声をかけてきた。
「ねぇねぇ、めっちゃ可愛いじゃん。どこのクラスの子？」
「あれ、でもその人教師じゃない？先生じゃん」
「先生なんだ！え、じゃあちょっとくらい一緒に回らない？」
手を伸ばされて反射的に身を引けば、それが相手の癪に障ったのか声を低くしてそのまま私の腕を掴んできた。
「ちょっと…！」
「いや、だからちょっとくらいいいじゃん」
「離してください！」
「大声出すなよ。なぁこの女連れてこうぜ」
ひゅっと喉から空気が漏れた。
どこに連れていかれるかなんてわからない、ただ抵抗した方がいいと私の中の女の本能が告げて抵抗するも男と女の力じゃ敵わない。
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舞太郎 - 禁断の恋、､､背徳感があるねーｸﾞﾍﾍ(きも)更新頑張ってください！楽しみにしておりまーすんご (2021年10月8日 23時) (
レス) @page42 id: 6f46ea7e84 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 好き… (2021年7月17日 16時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乃鴉 | 作成日時：2021年4月8日 21時
