束の間の日常・夜__五 ページ10
もう夜なので部屋も当然暗く、火をつける
「喜八郎、風呂に入った後に穴を掘るな」
「なんで?」
「汚れるからだ」
「じゃあまたお風呂入ってこようかな
Aも一緒にどう?」
「まぁ、六年生も上がった頃だろうし…いいよ」
さっきの話し合い(?)で冷えてしまったし、もう一度入るのもいいな
「じゃあ決まりだね
着替えとか持ってくる〜」
そう言うと喜八郎は部屋を出て行った、そんな気軽に部屋に帰れるなら部屋を分けた意味はあるのだろうか
「俺も準備するか」
また棚から必要なものを出し、喜八郎を待つ
すると大人数の足音が聞こえて来た
「え?」
「話したら滝夜叉丸とタカ丸さんも入りたいってことになって、話が聞こえて来た三木ヱ門と守一郎が『私・俺も入りたい』と言うことになって〜」
「四年生全員でと言うことか」
「うん」
喜八郎の後ろには準備万端な四年生一同、なんでいつもは団結しないのにこう言う変な時だけ団結するんだ?
俺はそこが謎でならない
「三木ヱ門、守一郎、タカ丸さん、滝夜叉丸、本当に今から風呂入るんですか?」
「「「「「うん」」」」」
「分かりました、では行きましょうか」
風呂はできるだけ少人数で静かに入りたいのだが…
ここまで準備してもらって、入る気満々だしな…
三木ヱ門と滝夜叉丸が喧嘩し始めないか心配だ
もう夜なんだから静かに入ってくれるだろうか
くれぐれも変な駄洒落は言わないでおこう、守一郎のツボに入ると騒がしいでは済まされないし
「喜八郎、今度は滝夜叉丸のシャンプー使っちゃ駄目だぞ」
「分かってるよ」
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幸野(プロフ) - みミ未さん» ありがとうございます!読んでいただいて応援まで…!本当に嬉しいです!励みになります!本当に嬉しいです、続き書きます! (2023年1月1日 21時) (レス) @page43 id: 7f4aebc912 (このIDを非表示/違反報告)
みミ未(プロフ) - コメント失礼します。面白くて一気読みしました!すごく好きです!続編…あるんですか!?読みたいです!読みます!!続きをお待ちしています。応援しています! (2023年1月1日 21時) (レス) @page43 id: 40b8841972 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幸野 | 作成日時:2022年12月20日 23時