ある夏の事__四 ページ41
A目線
気持ちよく浮いていたら聞き覚えのある声が聞こえて目が覚めた
「七松先輩」
「と六年生の皆様」
「立花先輩も」
「行ってくれば?」
「Aは?」
「俺は浮いてるよ」
「分かった」
「立花せんぱーい!!」
喜八郎は立花先輩に方に走って行った、
まさか六年生の皆様が海にいらしているとは
穏やかに過ごせますようにと願っていたのに、騒がしくなる予感しかしない
「Aじゃないか!」
早速見つかってしまった
七松先輩は俺の手首を掴み浜辺まで引いていく
ああさようなら、俺の穏やかな海
「おーい!Aも見つけたぞ!」
「こんにちは
どうしたんですか?伊作先輩、砂まみれですけど」
「アハハ、喜八郎の掘った穴に落ちてしまって…」
砂の上に座っている伊作先輩の隣に座る、髪まで砂まみれ
「文次郎先輩と留三郎先輩はどうされてるんですか?」
「海でどっちが長く泳げるかとか長く潜れるか、とかで勝負してて、小平太と長次はバレーをやってるね」
「なんとういうか」
「いつも通りだね」
「ですよね」
喜八郎は立花先輩と水を掛け合って遊んでいる
多分喜八郎が誘ったんだろう
「先輩、海入りません?
冷たくて気持ちいいですよ」
「そうだね」
その瞬間、伊作先輩に手を握られた
(え?!)
思わず驚く
海までのほんの少しの距離を伊作先輩と俺は手を握って歩いた
「気持ちいいね」
「でしょう?ずっと浮いていたいです」
「水分は取ろうね?」
「はい」
「偶にはこういうのもいいよね」
「今度保健委員会でも来ましょうよ」
「いいね、みんな誘ってみるよ」
「楽しみですね」
「うん」
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幸野(プロフ) - みミ未さん» ありがとうございます!読んでいただいて応援まで…!本当に嬉しいです!励みになります!本当に嬉しいです、続き書きます! (2023年1月1日 21時) (レス) @page43 id: 7f4aebc912 (このIDを非表示/違反報告)
みミ未(プロフ) - コメント失礼します。面白くて一気読みしました!すごく好きです!続編…あるんですか!?読みたいです!読みます!!続きをお待ちしています。応援しています! (2023年1月1日 21時) (レス) @page43 id: 40b8841972 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幸野 | 作成日時:2022年12月20日 23時