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女装__五 ページ26

「駄目ですよ、この人はぼくの恋人なんだから」

「喜八郎…」

「あら、彼氏さん居たのね…ごめんなさい」

「いや、別に謝るような」

「はいお団子、彼氏さんの分も入れといたわよ」

「ありがとうございます」

お団子を受け取ると喜八郎が後ろから抱きついたままタカ丸さんの元へ向かう

「どうしたの喜八郎くん」

「女装してるAを見かけたので追いかけ来ました」

「小松田さんはどうしたの?」

「小松田さんは昨日掘った落とし穴にハマってて動けなくなってた」

「ご不運な」

「ねぇ、ぼくの分もあるんでしょう?頂戴?」

「分かってるわよ」

お団子を喜八郎に渡そうと前に出す、だが喜八郎が受け取らない

「ほら、早くお食べになって
ここのお団子美味しんですわよ」

「あーんして」

「あーん??」

「ああ!ズルい!僕もAにあーんしてもらいたい!」

「タカ丸さん、素が出てます」

「Aさん、私にも」

「分かりましたよ、すればいいんでしょうすれば」

なんだこの幼児たち、他の奴らといる時は少なくともタカ丸さんはまともなのに、なんで13歳が15歳にあーんなんてするわけ

「じゃあ、先に喜八郎ね
口開けて」

「あーん」

俺は喜八郎の前に立ち、喜八郎の口元にお団子を持つ

「ん、美味しい」

「でしょう
はい、次はタカ丸さん」

「あーん

んっ、ホントだ〜美味しい」

なんだこの図、俺にも早く食わせろ

「んーん、美味しい」

やっぱりここのお団子最高。
また来よう。

「食べ終わったので帰りましょうか」

「そうね」

「じゃあぼく、帰ってるから
小松田さんが復活してたら面倒くさいし」

「分かった〜」

「喜八郎くん、さっきはありがとうね」

「いえいえ、では」

喜八郎は店の裏から出て学園の方へ走って行った

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幸野(プロフ) - みミ未さん» ありがとうございます!読んでいただいて応援まで…!本当に嬉しいです!励みになります!本当に嬉しいです、続き書きます! (2023年1月1日 21時) (レス) @page43 id: 7f4aebc912 (このIDを非表示/違反報告)
みミ未(プロフ) - コメント失礼します。面白くて一気読みしました!すごく好きです!続編…あるんですか!?読みたいです!読みます!!続きをお待ちしています。応援しています! (2023年1月1日 21時) (レス) @page43 id: 40b8841972 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幸野 | 作成日時:2022年12月20日 23時

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