任務__四 ページ16
「A、風呂にいたんだね」
「俺のこと探してたんですか？」
「斉藤くんから聞いてんだよ
それより、酷い傷があるのに放っておいたらダメじゃないか」
俺は風呂から上がり、最低限の薄着になった
すると伊作先輩が椅子を差し出してくれたのでそれに座る
「すみません」
「もう、このまま変な菌でも入ったら病気になって死んじゃうこともあるんだよ」
「ごめんなさい」
「君だって保健委員会の一員なんだから」
「申し訳ございません」
伊作先輩は切れた傷やアザに薬を塗ってくれたり酷いところには包帯を巻いてくれた、本当に優しい先輩だ
「ありがとうございます」
「怪我は良くないけど怪我をしたらすぐに治療してね。
君は特に自分の体に気を使って」
俺の腕に巻かれた包帯をなぞり先輩はそう言った、流石にここまで放っておいたら駄目なのか…
「君は他の人が怪我したら丁寧に治療してくれて、仕事も早くて委員長としては助かってるんだけど
自分の体にも目を向けてあげてほしいな、体もこんなに細い」
作業が終わると先輩は俺の肋を指でなぞる
「気づいてないと思った？
これ結構前の傷でしょ？でも治療した形跡もなかった結構大きな傷なのに」
「大したことありませんよ、ただの切り傷です
それにご飯だってちゃんと食べてますし…」
「痛くないの？」
「そりゃ痛かったですよ、でも周りに倒れてる仲間もいたから」
「君も倒れる寸前だったのに？」
なにか探るような言い方、先輩は何を知りたいのだろう
「先輩、俺の…いや、なんでもないです」
やっぱり、聞くのはやめておこう
「ん？何か聞きたいことでもある？」
「いいえ、大丈夫です」
「そっか、じゃあ今度から怪我したらちゃんと治療すること！それと、自分の体にもちゃんと気を使うこと
分かった？」
「はい」
「よろしい、じゃあね」
「ありがとうござました〜」
俺はちゃんと服を着て食堂へ向かった
今日の夕ご飯はなにかな〜
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幸野(プロフ) - みミ未さん» ありがとうございます！読んでいただいて応援まで…！本当に嬉しいです！励みになります！本当に嬉しいです、続き書きます！ (2023年1月1日 21時) (
レス) @page43 id: 7f4aebc912 (このIDを非表示/違反報告)
みミ未(プロフ) - コメント失礼します。面白くて一気読みしました！すごく好きです！続編…あるんですか！？読みたいです！読みます！！続きをお待ちしています。応援しています！ (2023年1月1日 21時) (レス) @page43 id: 40b8841972 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸野 | 作成日時：2022年12月20日 23時
