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束の間の日常・朝__一 ページ2

「起きて、A」

タカ丸さんの声で意識が覚醒し始める。

「遅刻しちゃうよ〜」

まだ眠いがバッと起き上がる、するとタカ丸さんは襖を開けた、そこにはまだ覚醒しきってない体には強すぎる刺激の朝日。

「うっ」

「日光浴びないと体調悪くなるよ」

「はい」

意識を完全に取り戻したわけではないが、とりあえず寝巻きのまま水汲み場に行き顔を洗う。

「冷たい…」

この間八月が終わったばかりだというのに水は氷のように冷たい
だが、いい目覚ましになった

「タカ丸さん、時間大丈夫そうですか?」

「ギリギリだよ、ほらぱっぱと着替えて」

「分かりました」

まだ畳んでいない布団を見て戻りたくなったがあの冷たい水で顔を洗って今から寝るというのも、勿体無い気がするし
と、非現実的なことを考えてしまう程に俺はまだ布団の中にいたい。

「髪は梳かしてあげるから、着替え終わったらおいで」

「ありがとうございます」

俺は寝巻きを脱ぎ制服に手を通す。上を着る時は長く伸ばした髪を上げなければならないのだが、上げた瞬間に頸に冷たい風が吹く、本格的に秋が来ることを俺は再確認する

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幸野(プロフ) - みミ未さん» ありがとうございます!読んでいただいて応援まで…!本当に嬉しいです!励みになります!本当に嬉しいです、続き書きます! (2023年1月1日 21時) (レス) @page43 id: 7f4aebc912 (このIDを非表示/違反報告)
みミ未(プロフ) - コメント失礼します。面白くて一気読みしました!すごく好きです!続編…あるんですか!?読みたいです!読みます!!続きをお待ちしています。応援しています! (2023年1月1日 21時) (レス) @page43 id: 40b8841972 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:幸野 | 作成日時:2022年12月20日 23時

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