Happy Birthday 、小塚くん！

おまけ 〜3〜 ページ9

·

そんな小塚くんが可哀想に見え、私は口を開く。



「大丈夫だよ、小塚くん。次もちゃんとあげるから。」



その瞬間、みんなからの避難の嵐っ！



「はっ！？どうしてだよ、アーヤ！俺らは今日も貰ってないんだぞ！」



「そうだよ！ズルいぞ！小塚だけ！」



「それは、平等じゃないでしょ。」



「そうそう。それにアーヤ作るの大変でしょ？1人でも減らした方が...」

あぁっ、もう！
うるさいっ！



「こんだけ大勢いたら1人くらい増えたってそんなに変わらないもの。大丈夫。それに、作るのは私よ！誰に作るのかは私が決めますっ！文句がある人には作りませんっ！」



そう言ってふん。と横を向く。



そんな私を見てみんなが小さく溜息を零した。



「...仕方がない。小塚だけズルいのは諦めよう。これ以上言うとマジで貰えなくなる。」



元気のなくなった若武の言葉にみんながあぁ。と頷く。



「ほら、アーヤ。もうこれ以上は言わないからさ、頼むから今度作ってきてよ。な？」



ふむ。よろしい！


今度はたくさん作ってくるからね！



「ん！楽しみにしてるっ！」


そう言ってみんなで笑い合い、また談笑し始めた。

おまけ 〜4〜→←おまけ 〜2〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す