07. アカデミー生の日常 13 ページ37
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「はぁ……分かったよ」
イルカも何だかんだ言って生徒達が大好きだから、許してしまうのである。
こんな事続けてたら、今月も危ういんだがな……。
イルカは財布の中を憂いて、溜息を吐いた。そんな事は御構い無しに楽しそうに話している生徒達を横目に。
『チョウジ君！ はじめましてだね！ 私は藤咲A。Aって呼んでね』
「うん、ボクのこともチョウジでいいよ。よろしく」
『チョウジ、ね！ よろしく！』
詳しくは知らないが、少しならバンビから聞いていた。チョウジはバンビの親友。穏やか(呑気)なところが気が合うのか、幼い頃から仲が良いらしい。
握手するには少し距離があるから出来ないが、代わりにナルトとバンビを挟んで目を合わせ、ニコリと微笑んだ。
その柔らかい笑顔に、チョウジはぽーっとしてしまう。女の子にこんな優しく笑いかけられたことは殆ど無かったから、尚更。
「シカマルが心配性になるのも分かるよねぇ」
『え？』
「最近シカマル、Aの心配ばっかりしてるんだよ」
「……世話のやける居候だからな」
「今日の演習のときも、Aが戦ってるときだけ凄い見てたし」
「……」
「サスケにやられた時なんか凄い心配してたしね」
「……」
「今だって、帰り遅くなると危ないからってAのために……」
「チョウジ。もう止めてくれ」
強く否定出来ないのは、チョウジに全く悪気がないという事と、それらが全て事実であるという事のせい。
はじめこそ視線を明後日の方向に逸らして恥ずかしさを紛らわしていたが、チョウジが余りに色々とバラしていくものだから、とうとう耐え切れずストップをかけた。
そうだったんだ、と意外そうに目を丸くするA。
オレだってシンパイしてたぞ、と闘争心を燃やすナルト。
やっぱりAは大人気だな、と苦笑いしながら四人を見守るイルカ。
そこから誰もその会話を続けなかったのは、丁度出来上がったラーメンが五人の目の前に置かれたからだった。
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シナモン - 最初のカカシ先生とのが凄く好きです‼出来ればカカシ先生と藤咲を増やして欲しいです‼ (8月22日 18時) (
レス) id: 4ae5ef4114 (このIDを非表示/違反報告)
リルル - 主さん銀魂読んでます！？ (7月21日 17時) (レス) @page23 id: bfd3ef8afe (このIDを非表示/違反報告)
rinne - シカマル...w墓穴掘りまくってんなぁwww可愛いけど！ (2018年12月16日 12時) (レス) id: 879285e914 (このIDを非表示/違反報告)
いしだ(プロフ) - ひかりさん» ありがとうございます…！！ 是非最後まで読んでやってください(*´-`*) (2017年5月13日 16時) (レス) id: f949291a40 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - すっごく面白い！！！ (2017年5月13日 12時) (レス) id: 0e692698e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いしだ | 作成日時：2015年10月27日 23時
