07. アカデミー生の日常 10 ページ34
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ピンク髪の子は春野サクラ。
金髪の子は山中いの。
サクラはあの漫画の登場人物として知っていた。あの既視感はやはり間違いではなかったらしい。その名前を聞いた時は、ナルトやサスケの時と同じように大声を出してしまいそうになったが、何とか堪えた。
先程の言い争いの激しさからして二人共かなり気は強そうだが、いい子であることには変わりない。
Aに突っかかってきた女の子達もいつの間にか居なくなっていたので、そのまま教室に戻った後、サクラの席の近くで二人とおしゃべりを続けているところ。
『サクラ、いの。さっきはありがとうね、助けてくれて』
「いいのいいの！ 私ああいうの嫌いなのよね！」
「ほーんと。あの子達、サスケ君ファンの風上にも置けないわー！ 好きなら好きで、正々堂々戦いなさいよってねー！」
『二人に至っては、正々堂々戦いすぎてる気もするけどね……』
「「え？」」
『何でもない！』
二人のキョトンとした顔はそれはそれは可愛いが、あの鬼の形相は二度と見たくない。彼女達の前ではあまり変なことは言わないようにしよう。
Aは心の中でそう決意した。
「あっ！ サスケ君だ！」
「やっぱりかっこいいわ〜」
いつの間にか二人の興味は他のところへ向けられていて、うっとりと恍惚な表情を浮かべていた。
大体の予想はつくが、その視線を追っていけばやはりそこにはサスケが。
その一瞬見ただけなのに、偶然にもばっちり目が合ってしまい、ギョッとする。先程の屈辱のせい。思わずふいっと目を逸らしてしまったけれど……今のはちょっと感じが悪かったかな。
もう一度サスケを見てみると、もう彼はこちらに目もくれず、自分の席に座ってしまっていた。
「そういえば！ A、アンタはどうなのよー？」
突然いのに問いかけられて、彼女達に向き直る。何の話か分からず、首をかしげるしかない。
『どうって……何が？』
「サスケ君よ、サスケ君！ アンタも今見てたじゃない！ どうなの、好きなの！？」
いのだけでなく、サクラも興味津々なようで、ぐいぐいと詰め寄ってくる。
周りの生徒達も男女共に、ピタッと動きを止めて三人の話に耳を傾け始めたが、Aも二人も気が付かない。
そりゃあ、友達(だと思っている)だし、嫌いじゃないけど……正直今はちょっとムカついている。あんな冷たい事言われたら流石に私だって堪えます。
『んー、普通かな。なんか私、嫌われてる気がするし』
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シナモン - 最初のカカシ先生とのが凄く好きです‼出来ればカカシ先生と藤咲を増やして欲しいです‼ (8月22日 18時) (
レス) id: 4ae5ef4114 (このIDを非表示/違反報告)
リルル - 主さん銀魂読んでます！？ (7月21日 17時) (レス) @page23 id: bfd3ef8afe (このIDを非表示/違反報告)
rinne - シカマル...w墓穴掘りまくってんなぁwww可愛いけど！ (2018年12月16日 12時) (レス) id: 879285e914 (このIDを非表示/違反報告)
いしだ(プロフ) - ひかりさん» ありがとうございます…！！ 是非最後まで読んでやってください(*´-`*) (2017年5月13日 16時) (レス) id: f949291a40 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - すっごく面白い！！！ (2017年5月13日 12時) (レス) id: 0e692698e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いしだ | 作成日時：2015年10月27日 23時
