06. 交換条件 9 ページ18
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ヒルゼンはハッとした。
自分が以前に言ったことを思い出したのだ。
”それから、この事も忘れないでくれ。……我々木の葉隠れの里はお前さんの仲間であり、家族であると”
Aはその言葉通り、この里の一員として生きていこうとしている。
なのに、そう言った張本人が、彼女を異世界人だからと特別扱いしていてどうするのだ。
勿論、彼女のことを考えれば待遇を変えなければならないことも出てこよう。しかし、それは今じゃない。
ヒルゼンは心の中でひっそりと反省しつつ静かに口を開いた。
「……一つ条件がある」
『条件……？』
「お前が異世界から来たということを誰にも口外せんと約束してくれ」
何故？ と聞きたげに首をかしげるAに、説明を続ける。
「忍になれば里の外に出る機会も増える。異世界から来た、などと知れれば妙な興味を抱く者も少なくはないであろう。この里の者自体にそのような心配は無いとは思うが、情報というのは何処から漏れるか分からん。今知っておる者については仕方がないが、それ以外には決して言うな」
『ハイ』
「お前には特別なチャクラが流れておる……それに気づかれては元も子もないが、用心するに越したことはないからのう」
『ハイ』
自分の置かれている立場がどれだけ危険か分かっているのかと心配になってしまう程の空返事。
しかし、Aはその忠告をいい加減に流している訳ではない。
ちゃんと聞いている。聞いている……のだが、それよりもっと他に気になる事があってそわそわしてしまうのだ。
『そ、それじゃあ…….私、アカデミーに行っても……？』
「うむ、認めよう」
ぱあぁっと笑顔が溢れて、嬉しさのあまりAはヒルゼンに飛びついた。
『ありがとう、火影様！ 大好き！！』
「……ぬぉ！？」
→
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シナモン - 最初のカカシ先生とのが凄く好きです‼出来ればカカシ先生と藤咲を増やして欲しいです‼ (8月22日 18時) (
レス) id: 4ae5ef4114 (このIDを非表示/違反報告)
リルル - 主さん銀魂読んでます！？ (7月21日 17時) (レス) @page23 id: bfd3ef8afe (このIDを非表示/違反報告)
rinne - シカマル...w墓穴掘りまくってんなぁwww可愛いけど！ (2018年12月16日 12時) (レス) id: 879285e914 (このIDを非表示/違反報告)
いしだ(プロフ) - ひかりさん» ありがとうございます…！！ 是非最後まで読んでやってください(*´-`*) (2017年5月13日 16時) (レス) id: f949291a40 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - すっごく面白い！！！ (2017年5月13日 12時) (レス) id: 0e692698e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いしだ | 作成日時：2015年10月27日 23時
