【おそ松さん】閲覧注意の短編集！ (ページ8)

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Sなの　カラ松ページ8

『カラ松…。実は私ね、Sなの…。』

突然の告白に混乱する。

えす？エス？S？服のサイズ？いや違う。こんな真剣な顔をしてそんな告白はないだろう。

『カラ松の事はすっごく大好きなんだよ？でもね、だからこそ虐めたいっていうか、一から躾なおしたいっていうか…。』

一から躾なおしたい？

彼女は一生懸命に説得するが、耳に入ってこない。

俺はAに恐怖を抱いていた。

『それで、あの、良かったらなんだけど…。カラ松に似合う首輪を買ってきたんだ。つけてくれない…かな？』

彼女はうきうきと青いエナメル質の首輪を取り出した。

その首輪を持って俺に近づいてきた。

俺は思わず後退る。

『…どうしたの？カラ松、私の事キライ？』

彼女は首輪を取り出した鞄から、鞭を取り出した。

ヤバイ。

彼女は、Sじゃなく、サイコパスだ。

彼女は鞭を振るって俺の手元を打った。

鋭い痛みと鈍い音が響く。

『逃がさないからね…。カラ松は、私のカラ松なんだから…。』

勢い良く体を起こす。

俺の息は荒く、体は汗ばんでいた。

『おはようカラ松。どうしたの？怖い夢でも見た？』

そこには、いつものAの姿があった。

どうやら、俺はAの膝枕で寝ていたらしい。

『ほーら。怖くなーい怖くなーい。カラ松君は強い子～♪』

彼女はおちゃらけたように俺の頭を撫でる。

俺はそれに安心してまた眠りにつく。

彼女の手にあの首輪と鞭があるのを知らないまま。

次俺が起きた時、俺は鎖に繋がれていた。