【おそ松さん】閲覧注意の短編集！ (ページ5)

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手紙　一松ページ5

トッティのコレクションをだそうと思って押し入れを開けた。

中に、色々な荷物と一緒に、六つのランドセルがあった。

懐かしいと思って、一つだけ出すと、中に何か入ってた。

…紙？

少し茶色く汚れた紙が入ってた。

何気なく、その紙を広げた。

その紙は、手紙のような物で、宛名は俺だった。

こんな手紙貰ったか覚えてなく、一行ずつゆっくり呼んだ。

『一松くんへ。
　ずっとすきでした。
　おそ松くんより
　カラ松くんより
　チョロ松くんより
　十四松くんより
　トド松くんより
　すっごく大好きです。
　でも、一松くんたちをみわけることが
　できないです。
　もし、これをうけとってくれたのが
　ほかの松野くんなら、届けてください。
　大好きです。
　Aより。』

まったく覚えていない。

そもそも、俺の事を好きになった人がいたなんて。

ランドセルの中を漁ると、同じような内容のものが二枚出てきた。

他のランドセルも、押し入れから引っ張り出して開けた。

一枚。
三枚。
無し。
四枚。
二枚。

多分、この無いランドセルが俺のランドセルだ。

他の奴は、俺にこの手紙を隠してた。

何て、優しい兄弟なんだろう。

何故なら、Aちゃんは、もう。

イナイから。