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『明日からキャンプでしょ』
「そうです、先輩の時ってどんな感じでした?」
『班ごとにバーベキューして星みた』
「や、それはわかってるんですけど....」
先輩ってちょっと天然なのかな、
新しい一面知れたかも
『まあ楽しかった気がする』
「覚えてないんですか?(笑)」
『俺昨日の記憶もないタイプだから』
澄ました顔で変なことを言う先輩が面白くて
笑ってしまう
「見た目と違って面白人間ですね」
『それ褒めてんの?』
「褒めてますよ大褒めしてます」
『嘘くさいからこれからあんずって呼ぶよ?』
「なんでですか(笑)」
先輩自身も言ってることが分からなくなったみたいで
自分の発言に笑っている
笑った顔がやっぱりかわいい
『....意外に楽しいわ』
ポツリと呟いた先輩
「え?」
『あんずと喋るの意外に楽しい』
「....名前あんずじゃないです」
『ふはっ、Aちゃんと喋るの楽しいよ』
こういう落差つけるところがずるい
キュンとしてしまった
『Aちゃんは楽しい?俺なんかと話すの』
「当たり前ですよ、めちゃくちゃ楽しいです!」
『そっか』
どこか寂しそうな顔を見せる大我先輩に
目が離せなかった
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作者名:ダイア | 作成日時:2021年4月11日 21時