Give me a Green light,or...? -2- (ページ48)

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『へへっ、もう先生は俺のもの』

｢森本くんも、私のもの｣

そう言ってお互いに照れ合うこの時間が幸せすぎる

おそるおそる聞いたピンキーリングも
おばあちゃんからのお守りだと聞いてホッと胸をなで下ろした

｢....あれから彼女はいたの？｣

『....１回だけ、先生は？』

｢....２回、かなぁ｣

こんな会話をしても、
お互いずっと好きなんて言ってたくせにって、
過去に嫉妬するわけでもなく笑い合ってた

店を出て肩を並べて歩く

火照った体にひんやりとした夜風が気持ちいい

『手、繋ご』

俺あんまこういうの得意じゃないんだけど、って
言いながら手をスッと絡めとってくれた

『これからはさ』

｢ん？｣

『Aって呼ぶ』

｢....恥ずかしいね｣

『せんせ、あ、違った、Aは？』

｢徐々にでいいからね(笑)
うーーん、慎太郎くんって呼ぶ！｣

『....やっば、』

そっぽ向いて口を腕で覆ってる慎太郎くん

こんなところが相変わらず年下でかわいい

『今日でお別れだーって思ってたけど
これからも一緒にいれるんだもんなー』

俺は幸せだーーーーって人通りの少ない道で叫びだした

｢ねぇ恥ずかしいからやめてよ｣

『あ！樹とジェシーに報告しよーっと』

いつもは子どもっぽくて、

不意に見せる大人っぽさにドキドキして、

好きにさせてくれて有難う、慎太郎くん。

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