dream of (ページ39)

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『私初スケートなんだけど！』

「今年？」

『いや、人生で！』

え、そんなことあるんだ？びっくり

寒さを少しでも凌ぐために

ヤマちゃんと腕を組んでくっついて歩いていたらそんな暴露

京本『実は俺も人生初』

『え、だよね？そんな縁なくない？』

「え、なになんか都会出身マウント？」

髙地『そこ関係ないでしょ、都会でもあるとこはあるよ(笑)』

『まあでもうちらは都会人だからな〜』

「ねえうざいんだけど(笑)」

髙地『高橋さん大丈夫、コイツら絶対後で転けまくって痛い目見っから(笑)』

イタズラっ子のような笑顔を見せる髙地くん

それに対して大我くんは反抗的な態度を見せてるけど、
髙地くんは余裕そうに笑ってる

なんだか今日は普段の関係性が垣間見えて面白い

そして前に視線を戻すと、

少し前を歩いていた樹と松村くんが立ち止まっている

相変わらずサングラスをかけてダルそうな立ち姿の樹

まるで正反対の2人が仲良いのって不思議だよね

田中『入場料っていくらだっけ』

髙地『800じゃなかった？』

松村『プラスで貸出』

分かりやすく口にはせず、

私たちに話しかけるフリして追いつくのを待ってくれていた樹が可愛くて笑ってしまったら

“んだよ”ってキレられちゃった

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