愛染 (ページ15)

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『朝ぶりっすねAさん！！』

｢森本くん四六時中そのテンションなんだね(笑)｣

『はい！！！元気が取り柄なんで！！』

そして放課後の委員会の時間

森本くんは既にカウンター席に座って私を待っていた

時間が経つと数人図書室を訪れる人がいた

単純に本を借りに来る人や勉強をしに来ている人

朝と違って私たちだけではないから会話のトーンは落とし気味に

『Aさん朝より元気っすね』

｢そりゃそうに決まってるでしょ｣

『朝よりいっぱい話してくれるの嬉しいです』

｢森本くんお喋りだもんね(笑)｣

『そういうAさんも割と口動いてますよ？』

生意気きいてくる森本くんを軽く睨むと
なんにも気にしてなさそうにまたケラケラ笑ってた

笑い声、赤ちゃんみたいだなあなんて思ったり

｢森本くんさ、なんで図書委員選んだの？ぽくない気がするんだけど｣

ふと気になったことを聞いてみた

なんていうか、森本くんも樹と一緒で体育会系的なところありそうだから

『あー、誰も手挙げなかったんで！』

｢え？｣

『男子でやりたいって言う人いなくてじゃあ俺やる～的な！』

｢へ～....そうなんだ｣

ふーん、森本くんって意外に......

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