血の気が多い1 ページ3
明らか怒ってますオーラが…
「ぼ、僕にもわからなくって！ちょちょまってまって！」
ぐっと紺色の髪の人に襟首を掴まれる。監督生さんは何かを言おうとしているけれど泣いてて上手く言えない見たい。
「はぁ食いしばれ！」
「本当にまっ…！！」
「…痛い」
「「すみません。マジで」」
「早とちりが過ぎるんだゾ…」
「ごめん本当に。私のせいだ…」
まぁまぁ本気で殴られた頬は赤くなり口の中は切れ涙は出た。親に怒られて叩かれた事はあるが顔面は無い。衝撃と痛みで涙が出た。
監督生さんが『デュースぅ！！違うってばぁ！』って泣きながら怒らなければ今頃僕はボロボロだっただろう…
「で、結局何で泣いてたわけ？」
「おにぎり…懐かしくって…」
「あれ？監督生さん極東生まれなの？」
異世界の人だって聞いたような気がしたんだけど…聞いた当時はラノベじゃ〜ん！とか思ってたのに。
「極東…って名前じゃないけど多分だいたい同じ感じの国でおにぎりが…」
なるほど…
「ホームシックってやつだね？」
「自分でも泣くとは思わなかった…ごめんね」
僕の頬を撫でる監督生さん。後ろのセコムが怖い顔してますよ〜…
「まぁ勘違いだったんだしそれは置いておいて…デュースくんとエースくんだったかな？」
ビクッと肩を震わせる二人。
「購買のフレンチクルーラーで手を打とうっかな」
「「はい…」」
デザートゲット〜♪
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作者名：ぽっぽろ | 作成日時：2021年2月1日 5時
