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「よし…今日の夕飯はこれでいいかな」
ソンジュとの特訓を始めて一週間が経った。ソンジュは教え方が上手く、日が経つ事にメキメキと成長していった。
グプナを終わらし、ソンジュ達のところに向かっていた…筈だった。
「ここ…何処なんだろう」
広い森の中で迷子になってしまった。
え、やばくない？どうしよう…このままじゃ農園に侵入することも出来ないのでは…？
落ち着け、こういう時のための特訓だ。
まず、自分の身の回りを観察する。水辺に近いと分かったら、すぐその場を離れる。
水辺は…この辺には無いね。取り敢えずは安心だ。
次は…食料、飲料の確保だ。食料に関してはさっき捕まえた鳥がいるから大丈夫として…。問題は飲料だ。
近くに水辺が無い＝飲料の確保が出来ない
ということにもなる。
もうこれは…ソンジュ達と合流した方が早いな。そう思って、今いる地点から動き始めた。
まぁ、ここからが地獄だった。
「ちょ、え？！！なんでいるのなんでいるのっ？！！」
「グオオオオ！！」
野良鬼に追いかけ回されたのだ。理由は簡単。知らないうちに水辺へと近づいていたから。
「知らんし知らんし！！水辺の場所とか知らんし！！これは仕方ないでしょうよ！！」
数分追いかけ回され、そういえば弓持ってんだった。と思い出し、野良鬼の目を撃ち抜いた。
「はぁ…っはぁ……疲れた…」
最初にいた位置からも離れてしまい、帰り道がマジで分からなくなってしまった。
地図も何も持ってきていない。あるとすれば、弓と弓矢、それと食料。これだけでどうしろと。
「……やば…もう暗くなっちゃったよ」
…サバイバル生活するしかないか。
＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿
「ソンジュ、Aが戻ってこないわ！何かあったのかしら…」
「…探しに行ってくる」
Aの姿が見えないと思ったら…そういう事だったのか。
あの森の広さだ、迷子になっても仕方ない。すぐに見つかるだろう。
数刻後、その考えは甘かったと突きつけられた。
「何処にも居ない…。何故だ？」
おかしい…Aがいつも狩りに行く場所はここら辺だけだ。足跡もある。なのに何故居ない。
「…まさか、野良鬼に襲われたか…？」
いや、だとしてもあいつなら撃ち殺すはず。喰われることはない筈だ。
「…どこに行ったんだ？」
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白狐(プロフ) - けんまおし1016さん» コメントありがとうございます！ 応援して下さり本当にありがたいです……！ いつ再開させるか分かりませんが、きっと(多分)また更新し始めると思うので気長にお待ちくださいませ……！ 面白いと思っていただき良かったです🥰 (2022年8月8日 20時) (
レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - 更新頑張ってください！とてもおもしろいです！ (2022年8月8日 7時) (レス) @page18 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 夜桜桜愛さん» コメントありがとうございます！ ああっ、すみません！ 更新ストップさせちゃって……。今日か明日……もしくは来週……出来たら更新しますので。頑張ります！ (2021年9月19日 15時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜桜愛(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年9月19日 15時) (レス) id: 612a16ad5c (このIDを非表示/違反報告)
月狐(プロフ) - ありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです。まだまだ続く予定なので、応援していただけると幸いです！ (2021年6月12日 23時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2021年2月6日 22時
