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あの出来事から1週間が経ち、私が旅立つ日となった。まだ拭いきれない不安はあるが、応援してくれているムジカとソンジュの為にも頑張ろうと思う。
「朝はちゃんと起きろよ。飯もちゃんと食えよ。それから…」
「ソンジュ、あなた過保護が過ぎるわよ。あ、A、念の為これも持っていくのよ」
「ふふっ、分かった」
相変わらずソンジュは過保護が続いており、ムジカも若干、過保護化してきている。
もう…本当に可愛い。語彙力の低下で可愛いしか言えないけど、ほんとに可愛い。
渡された荷物を持ち、覚悟を決める。
「じゃあ…行ってきます！」
「「行ってらっしゃい」」
これはまだ一歩に過ぎないが、ようやく私の約ネバライフが始まろうとしていた＿＿。
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一方、その頃。
あの町の鬼達は、ムジカとソンジュに接近していた。
「おい、あいつらじゃねぇか？」
「そうだろうな。…絶対に山分けだからな！」
「わかってる、大声を出すな」
ムジカはその声にいち早く反応し、
「…ソンジュ」
「あぁ」
ソンジュが攻撃態勢に入る。
「おい、半鬼のあいつの気配に誘われて来たのかは知らねぇが…」
「俺らの邪魔をするってんなら容赦はしねぇぞ」
ソンジュの圧に怯え、逃げるものが多数、残るものが少数だった。
「…あ、あの半鬼は……！あの半鬼は何処へ」
"やった"…そう言いたかったのだろう。何時になく苛立っているソンジュには関係なかった。
「…あいつを喰いに来たってとこか。残念だったな、あいつはもうここにゃ居ねぇよ」
逃げ遅れた少数の鬼は、あの町へ戻ることは無かったという。
後日、遠くの山で彼らの死体が発見されたが、死んだ後も刺されたようで、グチャグチャになっていたらしい。
もはや誰が誰だか分からず、本当にその町の鬼なのか…誰も分からなかった。
「へぇ、そんな事があったんだ…。私も気をつけないとソンジュに怒られるぞ……ふふっ」
一人の半鬼が小さな村でそう呟いた＿＿。
第一章―完―
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白狐(プロフ) - けんまおし1016さん» コメントありがとうございます！ 応援して下さり本当にありがたいです……！ いつ再開させるか分かりませんが、きっと(多分)また更新し始めると思うので気長にお待ちくださいませ……！ 面白いと思っていただき良かったです🥰 (2022年8月8日 20時) (
レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - 更新頑張ってください！とてもおもしろいです！ (2022年8月8日 7時) (レス) @page18 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 夜桜桜愛さん» コメントありがとうございます！ ああっ、すみません！ 更新ストップさせちゃって……。今日か明日……もしくは来週……出来たら更新しますので。頑張ります！ (2021年9月19日 15時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜桜愛(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年9月19日 15時) (レス) id: 612a16ad5c (このIDを非表示/違反報告)
月狐(プロフ) - ありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです。まだまだ続く予定なので、応援していただけると幸いです！ (2021年6月12日 23時) (レス) id: 8c0c53f143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2021年2月6日 22時
