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「ホークス赤色好きでしょ？ エンデヴァーとかまあ、私の目とかで。赤色のマフラーってあんま無くってさ、作ろうと思ったんだけどミシンの糸掛けから無理だったけやめた」
「俺もミシン苦手！ 一緒ばい！」
「っ可愛い!! ミシン苦手でよかった！」
なんて可愛いんだこの子は。
ホークスに愛おしさを感じた私は、彼を強く優しく抱きしめ、もう一度可愛いともらす。
「……っ！ Aのがあいらしかもん……」
「ちょおい待て、どこでそんな言葉覚えてきたん」
いつの間にか口説き上手になったホークスのほっぺをつまみ、グイッと横に引っ張る。
彼は突然の事で驚いていたが、すぐにふにゃりと笑顔を見せた。
━━何気に、ホークスの自然な笑顔を見たのはこれが初めてだったかもしれない。
いつもだって、もちろん笑顔は見せてくれるのだが、訓練の後で疲れているだろうに口角を無理やりあげている気がしていた。
こうして何気ない一瞬に、気の抜けた笑顔を向けてくれるまでには仲良くなれたのだろう。
些細なことだが、それが私には空を飛べるほど嬉しかった。
その後は、狩宮さんの写真を見てすっ飛んできたお母さんがケーキを切り分けてくれ、定番の「ハッピバースデートゥーユー」を歌う。
ホークスはずっと年相応の笑顔で私に抱きついていましたとさ、いや可愛すぎる。
ひとしきりはしゃいで私の腕の中で眠ったホークスを、お母さんに案内されながら彼の部屋へ運んだ後、私も空いていた部屋で床についた。
だが、朝目覚めて起きてみればホークスのお顔がドアップに。
「んげっ!?」
驚きと興奮で潰れたカエルのような声が出た私のせいで、ホークスが起きてしまった。
いやいやいや、そうではなくて。
なぜ自分の部屋で寝ていたはずの彼がここで、しかも私の隣で寝ていたのだろうか。
「ん……、起こしてこいって言われた」
「……今何時？」
「朝の十時」
「ああ、なるほど」
すんなりと納得できた。
きっと昼近くになっても起きない私に痺れを切らしたお母さんに、「ホークスが言ったら起きるよ」と言われでもしたのだろう。
「でも、A爆睡しとったけん、起こせんかった」
「う、うわあ……申し訳ない」
くふふ、と寝ぼけ眼なホークスが笑い、一気に恥ずかしさが押し寄せてくる。
八歳の子が早起きできるのに、十六歳の私が早起きできないだなんて。
自分でも笑えてきてしまう。
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紺(プロフ) - あまねさん» 返信が遅れて申し訳ありません！ コメントありがとうございます！ うわあああめちゃめちゃ字面から好きが伝わってきます嬉しいです😭もう過去編は完結しているのに、読んでくださって本当にありがとうございます！ ぜひ原作編の方も応援していただけたら幸いです！ (6月4日 11時) (
レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああああすきいい (5月20日 9時) (レス) @page50 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - いちきちゃんさん» コメントありがとうございます！わあああ外伝も読んでくださったんですか……!!ありがとうございます！3月頃から原作編スタートさせますので、もうしばらくお待ちいただけますと幸いです！ (2023年2月26日 18時) (レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - 原作編がめっちゃ楽しみです!待ってます!外伝も良かったです! (2023年2月26日 15時) (レス) id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます！ わあああ嬉しいですありがとうございます！！外伝まで！？ 本当にありがとうございます……😭原作編3月頃に開始致しますので、どうかそちらもよろしくお願いします✨ (2023年1月19日 19時) (レス) id: 8116e17d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miitan11201/
作成日時：2022年4月15日 21時
