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『 おはようA 』


普通の顔で教室に入ってくる否や挨拶してくる彼。


『 …お、おは…よう… 』


永瀬くんが前に来た途端女子からの視線が一気に集中して怖かった。


『 あ、お弁当作ってきてくれた? 』


『 …え…うん… 』


『 ほんま?嬉しい、卵焼き入れてくれた? 』


『 うん…入れたよ… 』


そう言うと卵焼きが好きなのか笑顔をこぼした。


『 昼休み楽しみやわ 先にどっか行かんといてな 』


と言って私から離れ男子の群れに入っていった。


少しホットし肩の力が抜くと今度はリーダー格の女の子がやってきた。


『 調子に飲んな。廉くんと仲良くしないで 』


小さめで彼に聞こえない音量のキツさでそう言ってくる。


それから、いつの間にか昼休みになって


二人分のお弁当を取り出そうと鞄を探ると


その作ってきた二人分のお弁当が何故か消えていた。

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作者名:永瀬れみ | 作成日時:2017年10月11日 1時

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