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ストレスのせいか軽い頭痛がし始める。
少し目眩もしてきてふらっとよろけてしまい壁に寄りかかった。
『 大丈夫…？ 』
声をかけられたと思えば平野先輩の姿。
『 …だ、大丈夫です… 』
少し戸惑い緊張もし始めた。
『 大丈夫じゃないやん…顔真っ赤やで 』
とおでこを触られビクッとした。
『 少し熱いわ、保健室行こ 』
熱あるのなら…帰ろうかな…あまり学校に居たくない…
『 …いいです、帰ります… 』
『 でも…まだ午後の授業が… 』
『 いいんです…大丈夫ですから…すみません… 』
そう言って彼の腕をどかしそのまま学校を出た。
ストレスのせいでか熱が出たんだろう…。
熱がある帰りはいつもより長く感じる。
ポケットからは携帯の着信音がずっと鳴り響いていた。
迷惑ばっかりかけて…ごめんなさい…。
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作者名：永瀬れみ
| 作成日時：2017年10月11日 1時
