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その日のお昼休み、私はいつも通りお弁当を持って


人気のない屋上の端っこへと向かった。


ここならひとりでランチができて静かに昼休みを満喫できるから。


それに、教室にいると視線が凄いしいつも以上に落ち着かなかった。


自分で作ったお弁当の蓋を開けひとり食べようとすると


キィ…っと鈍い音を立てながらドアが開く。


『 …ここにおったんや…探したんやで… 』


と少し息が切れてる永瀬君の姿があった。


『 …えっと…どうして…ここに… 』


『 Aとお昼食べたいからに決まってるやん 』


そう言いながら普通に自然と隣に座った。


『 そのお弁当ってAが作ったん? 』


『 …え、あ、…うん… 』


へぇ〜美味そうと興味を示しながら中身の一点見つめる彼。


『 卵焼き美味しそうやんな。ちょうだい? 』


突然の初めての経験に、動揺してしまう。

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作者名:永瀬れみ | 作成日時:2017年10月11日 1時

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