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廉side____________
不意と夜に彼女に会いたくなった。
俺んちは今家族が旅行中で誰もいなく１人。
だから自由にしていい一週間。
でもAの場合はいつもひとり。
俺と違って帰ってこないのだ。
夜９時ごろAに電話すると少し慌ててるのかなって思う口調で
柔らかい声で私も会いたいって言ってくれた。
電車に乗って吊革を掴みゆらゆら揺られてると
周りの女子にどこか見られてる様子だった。
" あの男の子かっこよくない…？？ "
俺と同い年っぽそうな少し派手めな二人組。
俺はそういうタイプではない。
むしろ俺はAみたいなタイプが好き。
みたいな、じゃなくAが好き。
その子達に嫌々見られながらも
Aに会えるという楽しみを胸に電車に揺られていた。
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作者名：永瀬れみ
| 作成日時：2017年10月11日 1時
