7話 ページ8
出水サイド
「『超』能力……ねえ……。」
彼女は急にそう言って立ち止まった。彼女の身体が電気を発していてるのが離れていてもわかった。超という言葉に反応しているらしかった。彼女はうつむき、何かを考えているらしかった。オレはそれを黙って見届けていた。月明りと街灯に照らされた彼女はこちらをにらんだ。
「私は超能力者ではないわ。正確には『なれなかった』が正しいわね。私は大能力者よ。」
超能力者に大能力者。意味わかんない言葉がたくさんだが、オレがやる事は変わらない。ただ、こいつを捕まえる。
「ぼーっとしていると死ぬわよ。」
彼女はオレと米屋にピンポイントで電撃を放った。その影響なのかわからないが周囲の街灯が灯を絶やしてしまった。米屋はすぐに換装しようとしたがそれを超能力者……いや、違う。大能力者は見逃すわけがなかった。
手に持っている釘を米屋のトリガーに向けた。何をするかと思ったら釘をものすごい速さで米屋のトリガーを打ち付けた。衝撃波で若干米屋の服が破れかけていた。
「そのくだらねぇ道具が変な体にしてんのかぁ？。まあ、これで起動できなくなっているから私の勝ちだなぁ。生体電気を逆流させんのと電圧をかけて神経を焼ききるのと心臓に釘をぶっ刺すの。どれがいいか選べよぉ？」
さっきまでとは殺気が桁違いだった。口調は全然違うわ、声のトーンも全然違うわで恐怖しかないだろう。
「能力開発から離れられたのになぁ。地雷を掘り起こしてはいけませんって習わなかったか？」
彼女がキレている理由はそれらしい。超能力者になれなかったことになにかしらのコンプレックスを抱えている。それに触れた米屋にキレた。ということらしい。だけど、だからといってこのまま友だちを見殺しにしていい理由にならない。
「お前んとこの世界はそんだけの理由で人の命を奪ってい良い理由になるのかよ。」
オレはそういって
「ふーん。中には銃を持っていても銃を撃てない子はいるわ。殺したくなくたっていろんな人を殺してしまっている人もいるわよ。まあ、私は仕事で人何人殺したかしらね。数えていないけど。」
ふざけてやがる。そうオレは小さく声にだして弾丸を放った。だがそれすら察知して彼女は軽い身のこなしで全て被弾する事なく避けて見せた。
「甘い。」
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彩華(プロフ) - コメントありがとうございます。暫く返信できなくてすみませんでした。そして、ありがとうございます。これから受験シーズンに近づいているので更新は蟻以下になりますがよろしくおねがいします (2020年11月21日 14時) (
レス) id: 0e1a2224ca (このIDを非表示/違反報告)
、 - とっても面白いです！！これからも更新楽しみ待ってます^_^ (2020年11月13日 1時) (レス) id: 914e0a1430 (このIDを非表示/違反報告)
ななち(プロフ) - 全話読ませていただきました。ストーリーも面白く、とても面白かったです。これからも更新頑張ってください。 (2020年11月6日 21時) (レス) id: e6a7dee876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩華 | 作成日時：2020年10月31日 0時
