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ちゅ…って音がして。
こつん、とおでこが重なると。
くっそ甘い顔した二宮がいて。
Ｎ「……A、かわいい」
もう。
私の脳がエラーを起こした瞬間だった。
「……はぁっ！？……んんっ！！」
恋人繋ぎになってた手の方は、がっちりホールドされて、私の手は指を開いてる状態になっていて。
頭の後ろに回された掌も、がっつりホールドしていて、鷲掴みされてると言っても過言じゃない。
そんな状態の私に二宮は、少しずつ少しずつ、私を追い上げるようなキスをする。
唇が離れる合間に。
Ｎ「んふっ……かぁわいい」
とろん、と甘く優しい瞳で。
Ｎ「A……俺の……」
舌を解放してくれたと思ったら。
ちゅ…とワザとリップ音を鳴らして。
ちゅ…ちゅ…ちゅ…と。
何度も、何度も繰り返す。
今まで、一度たりとも言われた事のない「かわいい」を連発され。
熱の籠った、とろりと甘くて優しい瞳で、ずーっと真っ直ぐに見つめられて。
ぺろ…と舐められて。
ちゅ…と音を立てられて。
はむ…と甘く噛まれて。
尚も私の唇を離そうとしない二宮は、ココが何処だかすっかり忘れてしまっているような感じで。
なんなんだ！？
この、甘ったるい生き物は！？
なんて、頭のどこかで冷静にツッコミを入れてる自分もいるのに。
それを言葉にするに至らないのは、どうしてなんだろう…。
私の手と頭を掴む力は強いのに。
私の手の甲を撫でる指先とか、ふわふわ私の首筋を撫でてる(おそらく)親指が、やたらと優しくて。
息が上がってきた私の手と頭から、二宮の指がするりと離れていって。
ちょっと寂しい気持ちを感じていたら、頬を包み込むようにガッ！と強めに顔を掴まれて。
閉じてた瞼を恐る恐る開いたら、くるんと上がった口元と、濡れた唇が目の前にあって。
はぁ…って息を吐きながら二宮の目を見たら、やっぱりやたらと優しくて。
Ｎ「もうちょっと、ちょーだい…？」
もらうけどね？
みたいな顔した二宮に、逃げようとした私は顔を掴まれたままガッ！と上を向かされて。
Ｎ「んふふっ……逃がすかバーカ」
「まだ息が上がってんですけどっ！？」
そんな私の抵抗空しく、また二宮に口の中をぐるぐる舐めまわされたんだ…。
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やっち(プロフ) - お互い好きだったんですか！？凄く甘々になって羨ましい〜 (2022年3月29日 22時) (
レス) @page50 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 随分前に読んでから好きで、最近ふと読みたくなってまた来ました。大好きです。 (2020年5月3日 10時) (レス) id: 2cd5a2ef25 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - ebi信号さん» コメントありがとうです^^ 電車で読まれてのですね(笑) 私もこの翔さんには可愛がられたいのでお気持ちお察しです(笑) 楽しんで頂けたようなので本当に嬉しいです。他作品へのコメもありがとうございます！^^ (2019年10月12日 0時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
ebi信号(プロフ) - はい、ダメー。電車で読んじゃダメなヤツー！じわる涙我慢してたのに『くそ可愛がって貰え』って言葉で本気でウッって声が出ちゃったよ。隣にいた大学生の不審な目！もぉーやだ。お家帰って、もっかい読みなおしますー。 (2019年9月7日 20時) (レス) id: 15817c11d2 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - 夏鈴さん» 楽しんで頂けたようで嬉しいです♪ …って１日で！？それは有難いやら恥ずかしいやら…(笑) 私の想像＆妄想の世界を楽しんで頂けてホッとしています。そしてある程度のエロも欲しいよねと握手を交わせそうです(笑) (2018年8月22日 3時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
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