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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ふわ…と唇を触れ合わせながら。
Ｎ「……ほら、言いなさいよ」
そんな酷な事を言う、同い年になんて全く見えない童顔と、女子より綺麗なうるつや肌と、カラコンでも入れてるのか疑惑な薄茶色い瞳が、どこか嬉しそうで。
私が固まってしまって、何も言えなくなってしまっている事すら楽しんでいるようにも感じられて。
Ｎ「言わないなら…こうしちゃうよ？」
ぺろり、と唇を舐められる感触。
ふに…ふに…と押し付けられる感覚。
ふわ…と二宮の香りがして。
きゅ…と強く握られる手。
ゆるゆると解かれて、ゆるゆると絡まっていく指先みたいに、私の唇の上を二宮の舌が動いて。
ひゅ…と息を吸った瞬間。
それを逃がしてくれるハズも無く。
ぬる…と。
唇の隙間に二宮が入り込んでくる。
私の指を絡め捕ったのとは逆の手が、私の頭に伸びてきて。
すっ…と髪に通されると、ゆるゆると指先で髪を弄んで。
ふわ…と耳に与えられた感触に体を硬くしたら、ぐるりと二宮が口の中で動いた。
「……ふっ……」
Ｎ「……ん」
喉の奥で鳴った二宮の声がやけに大きく聞こえて、自分の顔がどんどん熱くなるのが分かる。
熱が上がるのと一緒に、逃げてる私の舌を追い掛け回されて。
息が苦しくなって口を開いた瞬間、くちゅ…と水音が聞こえた。
最初は、下から掬い上げるように触れ合わせていた唇も。
気が付けば、腰を上げていた二宮から、覆い被さられているような姿勢になっていて。
「……んっ……ふっ……」
Ｎ「はっ……ん……」
繋がれていない方の手は、いつの間にか二宮のジャケットを掴んでいて。
口の端から滴るモノを拭うような余裕なんてまるで無い。
瞬きをする二宮の睫毛が、私の目の下を擽って。
……コイツ、目ぇ開けてんじゃん！！
なんて思ってみたところで、自分も目を開けて見返してやるような勇気は持てず。
ぬるり…と動き回る舌とか。
んふ…って聞こえる鼻で笑う音とか。
知っていたようで知らなかった二宮を、急に目の前に、急に至近距離で感じて。
もう、頭の中が沸騰しそうで。
そんな私を笑うかのように。
んふ…って声が聞こえて。
また、くちゅ…と水音が鳴る。
……あぁ、もう。
私はコイツにお手上げ状態だ。
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やっち(プロフ) - お互い好きだったんですか！？凄く甘々になって羨ましい〜 (2022年3月29日 22時) (
レス) @page50 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 随分前に読んでから好きで、最近ふと読みたくなってまた来ました。大好きです。 (2020年5月3日 10時) (レス) id: 2cd5a2ef25 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - ebi信号さん» コメントありがとうです^^ 電車で読まれてのですね(笑) 私もこの翔さんには可愛がられたいのでお気持ちお察しです(笑) 楽しんで頂けたようなので本当に嬉しいです。他作品へのコメもありがとうございます！^^ (2019年10月12日 0時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
ebi信号(プロフ) - はい、ダメー。電車で読んじゃダメなヤツー！じわる涙我慢してたのに『くそ可愛がって貰え』って言葉で本気でウッって声が出ちゃったよ。隣にいた大学生の不審な目！もぉーやだ。お家帰って、もっかい読みなおしますー。 (2019年9月7日 20時) (レス) id: 15817c11d2 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - 夏鈴さん» 楽しんで頂けたようで嬉しいです♪ …って１日で！？それは有難いやら恥ずかしいやら…(笑) 私の想像＆妄想の世界を楽しんで頂けてホッとしています。そしてある程度のエロも欲しいよねと握手を交わせそうです(笑) (2018年8月22日 3時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
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