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Ｎ「……なにが『まーくん』だよ」
部屋の入口から声がして。
ハッとして扉の方を見れば。
扉に寄り掛かりながら腕を組んで、不機嫌丸出しの顔をした『華夜』に化け終わった二宮さんが立っていた。
Ｎ「てめーも早く来いや、おっさん」
Ｏ「……えぇ〜？」
Ｎ「準備何もしてねえだろうが！」
Ｏ「……めんどくせー」
Ｎ「お前も撮影！準備するのは俺！」
二宮さんの剣幕が…というよりも、美少女に化けた二宮さんから発せられる威圧感に押されて。
一歩…また一歩と後ずさる私に、顔だけくるりと向けたおーちゃんがふにゃりと微笑んだ。
Ｏ「おれの服もあんの？」
私は恐らく。
絵に描いたようなあんぐり顔をしていたに違いないだろう…。
Ｏ「ねぇA、聞いてる？」
私の目の前で、おーちゃんが手をひらひらと左右に振って見せている。
「……だって、志乃……」
Ｏ「あれ？まだ聞いてねえの？」
Ａ「聞いてないよ、おーちゃん」
何回も瞬きを繰り返してまーくんの方を見れば、困ったように眉毛を下げて、おーちゃんを指差した。
Ａ「おーちゃんが、志乃ちゃん」
「……志乃も、オトコ……」
そう。
今回、モデルで撮影する予定になっているのは『華夜』だけでなく『志乃』も一緒で。
『秋』と並んでその３人は、謎のモデルとしてＨＡＴＣＨの看板なワケで…。
おーちゃんはSatoshiでアーティストな上に『志乃』で…プロフィール非公開で…。
呆然としている私を余所に。
まーくんは、おーちゃんに向けていた指で自分を指して。
Ａ「ちなみにオレ、秋ちゃん」
えへ？と首を傾げて笑う。
体の力が抜けて。
ゴツッ！と膝が床を鳴らして。
正座してしまっている私を余所に、３人はぎゃあぎゃあ言い始める。
Ｎ「いいからおっさん！早くしろや！」
Ｏ「んな引っ張んなよぉ〜」
Ｎ「時間が無えの！さっさと歩けや！」
Ａ「Aちゃん、大丈夫？」
Ｎ「お前も撮影の準備しろよ！」
Ａ「これからするってば〜」
Ｎ「その呆けてるクソガキこき使って準備早く進めとけ！」
Ａ「んも〜、言葉が荒いなぁ」
Ｏ「ニノ〜、コレ着んの〜？」
Ｎ「見りゃ分かるだろうが！」
……ホントに、ちょっと待って。
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やっち(プロフ) - 続きが読みたいです (2022年3月30日 6時) (
レス) @page50 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - 卯奈さん» ありがとうございます！…って、わ〜(汗) そうですよねぇ…現状いつになるやらですが頑張りますね！ (2018年4月9日 0時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
卯奈(プロフ) - とっても面白いです！でも次章がなくて一瞬がっかりしちゃいました。更新待ってますねー (2018年4月6日 18時) (レス) id: 2ee62e6d6e (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - のあさん» ありがとうございます！…とはいえ続きの更新がされてなくてガッカリされましたよね(汗) 現在更新中のお話が落ち着き次第カタカタしようと思っておりますゆえ、お待ち頂けるとありがたいです┏〇)) (2018年1月27日 2時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ドキドキしてとても楽しかったです！次の更新も楽しみにしてます！！！ (2018年1月26日 14時) (レス) id: aa634c2ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒衣
| 作成日時：2017年3月1日 0時
