taking care of animals◆blue4◆ ページ28
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
指を、甘噛まれている。
大野さんに。
目を細めて、口元を上げながら。
舌が指先に触れて、はっとする。
……ちょっ！？大野さん！？
指を引いて体を離そうとしたら、両腕でがっちりホールドされている。
Ｏ「イイ匂いすんなぁ♪」
…ちょ！？あの！！
スリスリやめて〜〜〜(泣)
フワフワの髪がくすぐったい！
は、鼻先が耳に当ってます！！
すんすんしないで〜〜〜(泣)
「ふふっ」て小さい笑いが聞こえると、頬にちゅっと触れ、首筋にもちゅっ。
ぺろり。
首筋を舐められる感触、
背筋がゾクゾクして、顔が赤くなる。
…ちょ！！ダメダメダメダメ！！
は、離して下さい〜〜(泣)
Ｏ「なんで」
がっちりホールドしたまま少し頭を離して私をみる。
ヤバイ、瞳が綺麗。
唇、少し尖らせてて、可愛い…///
…いやいや、「なんで」って！！
頬に、鼻先に、瞼に。
ちゅっ、ちゅっ、て優しく触れてくる。
…むしろ、なんでっ！！
Ｏ「ん？したいから」
ホールドする力は強いのに、触れてくる唇はとっても優しい。
ひ、干物には刺激が強いよ〜〜(泣)
…ダメですっ！
誰か来るかもしれないし！
私、く、クビになります！！
「ちぇ〜」と小さく言うと、私に背を向け、ソファの上で胡坐をかき、頭だけこちらに向けると横目で見ながら唇を尖らす。
ナニコレ、チョウカワイイ。
……全裸じゃなければ(泣)
そうなのだ。
最初にマネージャーからお世話係について説明を受けた時、特定の誰かとソウイウ事になったら「クビ」だという事と。
「……分かってますよね？」
とてつもなく低く小さい声で
とてつもなく怖〜い感じで言われた。
まだ死にたくないんですよ〜〜(泣)
大野さんは服を着ると、ふてくされたように唇を尖らせソファでごろごろしている。
ピタッと止まると
上目使いで私を見て
Ｏ「膝枕」
…………………………プフッ。
はいはい、仕方ない。
ソファに座って、膝をポンポンすると頭を乗せて、優しい表情になる。
Ｏ「頭」
…撫でろという事か。
撫でた髪は少しハリがあって見た目ほどフワフワじゃない。
猫の時と同じような表情をしてて撫でられるの好きなのかな…。
Ｏ「２番かな〜」
なにが？
そんな事を考えていると。
「１番はワタシかな？」
リビングの入口から、
そんな声が聞こえた。
お世話係、来訪者再び。→←taking care of animals◆blue3◆
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黒衣(プロフ) - ちろりさん» はじめまして！(*^_^*) コメントありがとうございます┏○))…って、え！そんなに！？ありがとうです…(泣) ですよね！もふもふゴロゴロもきゅもきゅしたいですよね！(笑) この作品を気に入って下さって嬉しい♪いつか…他作品が落ち着いたらいつか書きますゆえ…^^; (2017年2月28日 19時) (
レス) id: c16ecda80f (このIDを非表示/違反報告)
ちろり(プロフ) - 黒衣さん、はじめまして！シリーズ何回も読んでます♪かれこれ5回目くらいかと。私も、もふもふゴロゴロもきゅもきゅしてみたい！とか、妄想が膨らんで大変です。いつかで構わないので続きが読めると嬉しいです♪素敵なお話ありがとうございます♪ (2017年2月28日 17時) (レス) id: fdc3102c04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒衣
| 作成日時：2016年2月29日 1時
