◇13 ページ13
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「……なんで私に聞くんですか」
？「だって姫でしょ？」
「……彼の事は知りませんよ」
？「……そうなの？」
「……知らないです」
？「……ふぅん」
目の前の男の人は、私の言葉をまるで信じていない素振りを見せていて。
ホントに知らないんだけど…と思いながら溜息をつく私に苦笑いしている。
ちょっとのやり取りの中で、彼が悪い人じゃなさそうだという事はなんとなく分かるけれど。
それでも信用するのは難しいオーラ…というか雰囲気を持っていて。
？「あれ？もしかして俺、怪しい人だと思われてる感じ？」
「……ですね」
？「マジ？怪しい人だったら昌宏の店に出入りなんて出来ないでしょ」
「……昌宏」
？「俺、ちゃんと知り合い…っつうか友達だから安心してよ」
「だったら昌兄に聞けばいいじゃないですか…なんでわざわざ私に」
不思議な雰囲気を持っているのに、よく笑う人だな…なんて考えていたのに。
彼が話せば話すほどに怪しさが増していて、関わるのはよそう…という気になってくる。
いくら昌兄の友達だからといって、他の人の事を勝手に話すのは違うと思うし。
本人や昌兄に聞けないなら、尚更私が話す訳にはいかないじゃない。
？「う〜ん…なんて言ったら分かってもらえるかなぁ…知りたいだけなんだよねぇ」
「だから、本人か昌兄にでも聞けばいいじゃないですか」
？「第三者から見た人となりを知りたいんだよねぇ…本人と会う前に」
「会ってないなら尚更ダメでしょ」
？「周囲の評判…って大切だと思わない？これから自分が関わるかもしれないならさ」
正直、言ってる意味が分からない。
自分がこれから関わるかもしれないなら、どうして先に周りの人から聞かなければならないのか。
なにか、違う。
自分の眉間に力が入るのが分かるけど、今更それを止める気にもならなかった。
「それなら自分の目で確かめればいい」
？「……それはどうして？」
「もし私がマサキを嫌っていたら、良い事は言わないでしょ…」
？「……ふぅん」
「それに、周りの話ばかり聞いて本人を見ようともしないのが気に食わない」
私の言葉を聞いてにっこり笑った彼が私の手に握らせたのは、１枚の名刺。
？「ふふっ…気に入った」
？「またね、Aちゃん」
私を撫でてＶＩＰルームに消えた。
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黒衣(プロフ) - ★mmiioo★さん» まちゃきー！まちゃきー！(笑) 続き、お待たせ致しました┏○)) お仕事お疲れ様でした！今年１年素敵な年になりますように…♪ (2017年1月1日 0時) (
レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - megu_sさん» あけましてー(*^_^*) やっぱりそうでしたよー。達兄とも迷ったんですけどね、メインには動いて貰わないと(笑) 安心してもらえて良かったです♪ (2017年1月1日 0時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - まちゃきー！まちゃきー！店であってしまった二人。続きはいつまでも待ちます。黒衣さん、よいお年を！私は出勤です！ (2016年12月31日 8時) (レス) id: 060678365c (このIDを非表示/違反報告)
megu_s(プロフ) - おはよーございます(*´･∀･)ﾉやっぱり、まちゃきですか！もしかすると、たっちゃんのような気もしてたんだけど…まちゃきでよかった( 〃▽〃) (2016年12月31日 7時) (レス) id: c659f5c21f (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - megu_sさん» こんばんは(*^_^*)今回の更新で誰がヒーローだったか分かって頂けたかと…(。-∀-) 続きを楽しみにしてくれてありがとうです♪少し早いですが、良いお年を！ (2016年12月31日 2時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
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