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Ｎ「え、じゃあ、どこから来たかも、何してるのかも全然分からないってコト？」
ショウと呼ばれた男性は、唇を尖らせて上目遣いでこちらを窺うようにしながらコクリと頷き。
ジュンと呼ばれた男性はその彼に寄り添うようにベッドに腰をおろして優しく見つめている。
その場にいる全員が黙り込んだまま思案を巡らせていると、その沈黙を破るようなバタバタとした足音が近付いてきた。
Ａ「ねぇねぇ様子どお…って、あっ！目ぇ覚ましたんだね！具合はどう？」
わたわたと手にした鍋をテーブルにゴトリと置くと。
相葉はまたバタバタと足音を鳴らしながらベットに腰掛ける２人に近付いていった。
ニッコニコに微笑む相葉を見た２人は安心したかのようにその緊張感を解き、ふふっ…と柔らかく微笑んだ。
相葉に促されるようにテーブルに連れて来られると。
蓋が開けられた鍋からはほかほかの湯気と柔らかく米の香りが漂ってきた。
茶碗に盛られたお粥をフゥフゥと息で覚ましながら、ショウと呼ばれた男性は瞳をキラキラと輝かせていて。
３人に対して警戒を解いたことも、食欲旺盛な事までその様子から伝わってきた。
食事を終えてショウとジュンと呼ばれた男性に話を聞くと。
彼等は自分達の名前を「櫻井翔」と「松本潤」と名乗った。
それ以外の記憶は彼らには無く、気が付けば最下層と呼ばれる場所に居て、１週間程度彷徨っていたのだそうだ。
機密情報にアクセスしていた二宮は２人の情報が高層階級には無かった事、相葉も視覚で能力識別が出来なかった事を大野に伝えた。
申し訳なさそうにする櫻井と松本の様子を見ていると、今までの便利屋稼業の悪いクセが顔を出す。
そう、彼等は困った人達を放っておけない性分なのだ。
名前以外の記憶が無い２人を、このまま放りだす事も出来ず。
かといって自分達の仕事を手伝ってもらうにはそれ相応の審査や試験があるのだ。
………例外を除いては。
Ｏ「んじゃあ、ジジイ呼ぼうぜ」
ふにゃふにゃと微笑みながら平然と言ってのける大野に、二宮は溜息をついて、相葉はヤッパリ！といって飛び付いた。
櫻井と松本は訳が分からない…という表情を浮かべるしかなかった。
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黒衣(プロフ) - ジュンさん» 逝ってしまいましたね…ジュンさんのおっしゃるような存在だったと思うので、そりゃあね…書いてる本人が切なくなってましたよ…。ニノちゃんのいろんな場面で傍に居てくれるのは、出来うる限り翔さんが良いな…なんて思ってます。 (2016年11月14日 18時) (
レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
ジュン(プロフ) - しのぶが逝っちゃった。ニノにとってはお姉さんのような母のような師匠のような、どれもそうで違うような、大切な人だったのにね。今回もつくづく翔ちゃんが居てくれて良かったです。 (2016年11月14日 6時) (レス) id: 4c513d08fd (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - 櫻さとみんさん» わ〜！ありがとうございます！朝から雪ですか！そりゃ寒い…Σ(ﾟдﾟ；)体調などお気を付け下さいね？そこそこな(笑)ムロ鍋美味しそうですよね♪た、多彩！う、嬉しい…(;Д;) 頑張ります！ありがとうございます！ (2016年11月5日 13時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
櫻さとみん(プロフ) - 黒衣さま こちらも楽しみに読ませて頂いています。わが地方 朝から雪です(((・・;) 寒いです！ そこそこな(笑)ムロさんのムロ鍋 食べさせて下さい！ 多彩な黒衣作品 これからも楽しみにしてますね(^^)v (2016年11月5日 8時) (レス) id: 05f33a3645 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - ジュンさん» ムロさん、来ちゃいました。潤くん大好きですからね(笑) しのぶさん、こき使ってますしね。翔さんも潤くんもニノちゃんになんだかんだ甘い(笑) 楽しんでもらえてるみたいで嬉しいです(*>ω<*) ありがとうございます！ (2016年10月26日 1時) (レス) id: 3e7f7417c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒衣
| 作成日時：2016年9月13日 22時
