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見覚えのある。 ページ3

「そうだ、A。ひと段落ついたら俺の部屋に来てくれねぇか」
「土方さんのお部屋にですか?わかりました。それでは、買い出し後に伺いますね」
「あぁ、頼む」
掃除かな〜と呼ばれた理由を考えながら私はお昼の買い出しに出掛けた。

大江戸スーパーで買い物を終え、屯所への帰路につく。
ふと、見上げると雲ひとつない、真っ青な空。
「今日の空、綺麗」
なんて立ち止まると、誰かとぶつかった。
「あ、ごめんなさい」
「すまねぇ」
言葉を交わしたのは一瞬だったけど、私はふと、懐かしい感じがした。
この匂い、、、。
「あ、あの!!」
急いで振り返るけど、そこには誰もいなかった。


屯所へ戻ると、すぐに土方さんの部屋に向かった。
話ってなんだろう。
「失礼します。Aです。」
「おぅ、入れ」
中へ入ると、タバコを吸いながら書類の整理をする土方さんが居た。
「もぅ、またタバコ吸ってるんですか?体に悪いですよ」
なんて言いながら近づく。
「ほっとけ」
笑いながら土方さんが応える。
いつもの会話、いつもの幸せ。
「まぁ、そこ座れ」
「では、失礼します」
土方さんの目の前に腰を下ろす。
謎の沈黙。
耐えきれなくなった私が切り出す。
「そういえば、用、ってなんですか?」
「それは、、だな、、、、、。」
また沈黙。
そんなに言いにくいことなのだろうか。
もしかして、、クビ?
なんで不安なことを考えてしまう、

「いきなり、こんな事を言うのは変かもしれねぇが、言わしてくれ。お、、俺は、、ずっと、、、」
「副長おおおおおおおおおおおおおお!!」
土方さんが何か言いかけたその時、勢いよく襖が開く。
「んだ山崎ぃ!!今、俺が大事な話を、!」
「そんなことより、大変ですよ!!!あ、彼奴らが!!鬼兵隊が!!」
「なんだと!すぐに会議だ。近藤さん呼んでこい」
「はい!!!」
「わりぃな、A、この話はまた、改めてさせてくれ」
「わかりました」
土方さんの話も気になるけど、鬼兵隊って、どこかで聞いたことあるような、、、。
もやもやした気持ちを残したまま、部屋を出た私は昼ご飯の支度を始めた。

記憶。→←日常。



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設定タグ:銀魂 , 高杉晋助 , 土方十四郎   
作品ジャンル:アニメ
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謌憐(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます!リクエストありがとうございます!この話が完結したら書かせていただきます!!それまでに頑張って勉強します、、笑 (2017年12月22日 20時) (レス) id: 22c31b8e03 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きですもし今後他の作品を作る予定があったら銀魂の銀時か高杉の姉か妹がワールドトリガーかアニメKか転生したらスライムだった件の世界にトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも応援します (2017年11月28日 13時) (レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
謌憐(プロフ) - まおさん» コメントありがとうございます! 更新が遅くなり、申し訳ありません。 応援ありがとうございます!! (2017年8月22日 0時) (レス) id: c8fdcc9568 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 高杉さんが一途過ぎてとてもカッコイイです!!続き楽しみにしてるので、更新頑張ってください!応援してます (2017年7月28日 11時) (レス) id: a9a4ccb475 (このIDを非表示/違反報告)
謌憐(プロフ) - ミニウルフさん» ありがとうございます! (2017年5月4日 15時) (レス) id: c8fdcc9568 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:謌憐 | 作成日時:2016年10月3日 0時

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