【銀魂】狂ったように、愛してる【高杉晋助】【土方十四郎】

万事屋2 ページ19

変なことしないでくださいね、と言い残し2人は部屋の外に出た。旦那が私をじっと見る。私は耐えきれなくなり目をそらした。
「おまえ、なにがあった。」
「だから、何もないですって、、」
「なにがあった。俺はあったことを断定して聞いてんだよ。答えて。なにがあったの」
私は耐えきれなくなり、全て話すことにした。
高杉さんのことも、過去のことも、土方さんのことも、、、。

旦那はしばらく黙っていた。
なにも覚えていない、自分のこともわからない私に呆れているのだろうか。そんなことを考えていると旦那が口を開いた。
「そうか、Aがあの女の子だったのか。」
「え？」
「いや、俺の眉毛がまだキリってしてた頃、高杉に散々話聞かされたのよ、可愛い子が俺を待ってるってな。そうか、おまえだったのか」
そう言って旦那は優しく微笑み
「無事だったんだな、よかった。」
わたしの頭を撫でた。
そっか、みんな心配してくれてたんだ。
そう思うと少し心が落ち着いた気がする。
「ちょっと、旦那、髪がぐしゃぐしゃになったじゃないですか！！」
2人の間に穏やかな空気が流れる。
私に兄がいたのなら、旦那みたいな人がいいな。


「それで？おまえはどっちが好きなんだ？」

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