開発部の朝 ページ4
side:yuya
「んん……。あと、3時間……っごめん寝てた！」
納期が迫っているなんて、最悪の悪夢を見た。
それ、たった3日前の俺たちそのものじゃん。
目覚ましの音が山田の怒号に聞こえて、慌てて飛び起きた。
「……寝てていいのか……。もう終わったもん……。」
しかし時計はまだ、8時を指していた。
納期がないのなら、起きる必要なんてない。
開けた瞼を再び閉じて、毛布をかぶった。
．
「んー……。」
そして、1時間後にかけた目覚ましが鳴ったのは9時ちょうど。
出勤予定時間から30分か、余裕だな、と、ひとり微笑む。
「コンビニでシュークリーム買っちゃお。」
寝癖のついた長髪を手櫛で整えながら、服を着替えた。
この仕事を始めてから、朝からがっつりしたご飯は食べられなくなってしまった。
全部、ストレスのせいだと思うけど。
おやつのためにコンビニに寄ることを決めて、ルンルン気分で家を出た。
．
高「おっはよー！」
山「おはよ、ゆうや。」
有「あっ高木！ゲームしよーぜ！」
知「雄也、なに買ってきたの？」
職場にいたのは、小さい3人だけ。
って言うと怒られちゃうから、見てて癒される3人ってことにしよう。
高「俺まだ50くらいまでしかいってない……。」
明るく誘われたのはいいんだけど、納期のせいで、有岡くんたちと始めたゲームは差がついてしまった。
……いいもん、俺、ゲーム得意だし。
知「あ、シュークリーム。」
高「こら、勝手に開けないの。」
山「コーヒー淹れるよ、シュークリームに合うやつ。」
高「あ、さんきゅ。」
山「だから、俺にもおすそわけちょーだいね。」
高「……はいはい。」
ひとりで食べようなんて思ってはいなく、4つだけ買ってきたシュークリーム。
どうせこの時間なら、半分もいないだろうと思って買ったんだけど、ちょうどぴったりだなんて。
高「あっ、そのおっきいのは俺のー！」
ひとつだけ買った自分用の、特別なやつ。
知念に取られそうだったそれだけは、必死で死守した。
【開発部 高木雄也】
好きな寺社:金閣寺。ぴかぴかしててかっけーから。(本人談)
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ころころ念(JUMP愛ing)(プロフ) - めっちゃ面白いです!!更新頑張ってください！ (2017年11月26日 18時) (
レス) id: 96a3522a8c (このIDを非表示/違反報告)
比花 - 山田最高です！頑張ってくださいね！ (2016年8月23日 6時) (レス) id: 03d3621b64 (このIDを非表示/違反報告)
美久 - 更新待ってました！これからも応援し続けます！！ (2016年3月25日 13時) (レス) id: 414cfe96bd (このIDを非表示/違反報告)
阿貴(プロフ) - 更新待ってました!!(^^)けど!!､わわ、ばーれちゃったばれちゃった！岡本さんに雷が…!?楽しみに待ってます!! (2016年3月25日 0時) (携帯から) (レス) id: f05717cdd0 (このIDを非表示/違反報告)
わっほいほい！ - さいこーっしかいえへん！ (2016年3月6日 17時) (レス) id: 5a111eb594 (このIDを非表示/違反報告)
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