あの時。 ページ15
Aside
.
「A主任〜、」
デスク作業をしている時、望が私を呼んだ。
「なに。」
「神ちゃん、最近いないですよね。」
なんか知ってます？って。
「さぁ？どーだろね」
濁すように返せば、
「うーわ、絶対知ってるやん！」
と不貞腐れたように自分のデスクに戻っていった。
.
この前、皆が帰った後
1人残業をしていた時に神ちゃんに会った。
「お疲れ様です。」
「あ、お疲れ。」
久しぶりに2人になれた事に緊張したのだろうか
神ちゃんは、無言で自分の荷物を軽くまとめて
また部屋を出ようとした。
「神ちゃん、」
そんな神ちゃんを私は引き止めた。
「はい。」
「大丈夫？」
神ちゃんはえ？とマヌケな顔で返事をして
納得したかのように、大丈夫です。といつもの顔。
「俺、今めっちゃ刑事してるなーって思うんすよ」
「楽しいって言ったらちょっと違いますけど、
なんか俺が主で動いてるのが嬉しくて。
いつも指示されて動いてたし、」
少し笑顔を浮かべながら喋る神ちゃんは
疲れているであろう自分の体を壁に預けた。
「今、誠也が助けたいって言ってた友人に
会えたとこなんです。もう少しで黒幕が見える。
なんで、あと少しだけ。時間をください。」
お願いします。と頭をさげた。
「1人で行動してる時が一番怖い。
何をされても助けてくれるヤツがいないから。
疲れてると思うけど、頑張れ。気を抜くなよ。
何かあれば連絡しな？」
そういった後、顔をあげた神ちゃんは
清々しい表情を見せてた。
.
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モンチ(プロフ) - にこさん» お返事ありがとうございます！はい！待ってます！ (2017年12月6日 23時) (
レス) id: 800d585497 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - モンチさん» コメントありがとうございます！今、いろいろあってあまり更新出来ないのですが必ず完結させますので今後ともよろしくお願いします！！ (2017年12月6日 23時) (レス) id: af72205222 (このIDを非表示/違反報告)
モンチ(プロフ) - この作品めちゃくちゃ面白いです！ (2017年12月4日 9時) (レス) id: 800d585497 (このIDを非表示/違反報告)
やまこたラブ(プロフ) - にこさん» ハイ！元クララブです！！！これからもよろしくお願いします！！！ (2017年7月21日 22時) (レス) id: 8648ff81d6 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 妃愛さん» えぇ〜！最初から……ありがとうございます！励みになります！ (2017年7月21日 22時) (レス) id: 0c292db25f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2016年5月15日 12時
