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Aside
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「美紀とは、高校生の頃からの付き合いで会うことは全然無かったんですけど、大人になった今も連絡だけは取り合っていました。先月、たまたま二人で会うことになって…」
「その時、久しぶりに会ったんですけど美紀はとても変わっていました。」
「変わっていた……？」
「はい、なんというか心が。喋っていても、高校生の頃ならそうやね！って笑いあっていた小さい事を、鼻で笑ってそれがどうしたん。って。」
「それから、私は美紀が心配になって何回も会うようにしました。そしたら、キャバ嬢してる。ってわかって…」
「なんで、夜の仕事をするのか理由を聞いても絶対話してくれなくて、美紀の同僚さんに聞いたんです。そしたら、借金を抱えてるって。だから私……」
ずっと下を向いたまま話すお姉さんが急に顔をあげ、私の目をじっと見つめた。
「美紀に会った時に、お金を渡そうとしたんです。でも、受け取ってくれなくて…ずっと「いらない」しか言わなかった。」
私を見るその目からは一粒、涙がこぼれた。
「昨日、美紀に会う約束をしてました。だから私、またお金渡そうと思ってたのに、電話がきて…びっくりして………」
「…本当に、私は殺してません！助けたかったんです！美紀、苦しんでた。高校の時から今までの間、何があったのかわからないけど、美紀は孤独だった。」
「刑事さん！信じて！お願い！」
一粒の涙は次第に多くなり、子供のように泣きじゃくるお姉さんは机を叩きながら訴えた。
「お姉さん、話してくれてありがとうございます。また、お話を聞く事があるかもしれません。」
涙でぐちゃぐちゃになっているお姉さんには申し訳ないけど私は今、お姉さんを信じることは警察として無理。
たとえ、部下の家族だとしても。
「今日は、おかえりください。」
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ゆか - 期待してます！久々にいい作品に出会えました。小瀧君の感情はこれから徐々に大人になれば大丈夫だと思います。頑張ってください！応援しています。 (2016年10月26日 14時) (
レス) id: e374157141 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - *西畑ゆい*さん» ありがとうございます！今、更新出来ないんですけど待っててください！ (2015年11月28日 16時) (レス) id: 5c76457955 (このIDを非表示/違反報告)
*西畑ゆい* - お話とっても面白いです!続きが気になります。更新頑張って下さい! (2015年11月26日 6時) (レス) id: 7d93721175 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2015年11月3日 9時
