evidence ページ4
.
次の日の出勤時、たまたま廊下で淳太くんとすれ違った時
「望……」
太陽がギラギラ輝いてる朝から、淳太くんに似合わない暗い表情をしながら俺の名前を呼ぶ。
「どうしてん!なんかあったん?」
しげにいじめられたんかな、とか思ってたけど
「あとで、俺の部屋に来い。」
笑顔を1ミリも見せない淳太くんに違和感しか無かった。
「おはよーございます!」
第一課の部屋に入れば、A主任のみ。
あれ、神ちゃんは?
いつも一番に来てるはずや、トイレかな?
「望、おはよ。」
A主任に名前を呼ばれるだけで照れてまう。
さっきまで心配してた神ちゃんなんてもうどうでもええわ。笑
まぁ、主任のこと好きやし…普通に。
濱ちゃんとか神ちゃんも、多分
第一課だけじゃなくて第二課も組織犯罪の奴らも全員、A主任の事好きやろうな。
だから、二人っきりって結構な優越感やねん。
朝から、幸せやわ。
.
「さっき淳太くんに会ったんですけどね!めっちゃ暗い顔してたんすよ。」
なんでですかね〜。なんて言ったら、普段滅多に顔を変えないA主任もどこか苦しそう。
「なんか……あったんすよね?」
とりあえず、俺に関する何かって事は淳太くんの表情とA主任の顔からしてわかったから内容を知りたい。
でもどーせ、日常の俺に対してのことやろうな。
淳太からのお叱りがある。とか前あって、1時間ぐらい鑑識のあの部屋で怒られた記憶があるもん。
そう、思ってたけど
「…昨日の事件の証拠品に……、」
.
.
"望のお姉さんの指紋が見つかった"
.
予想を超える衝撃が俺を襲った。
386人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆか - 期待してます!久々にいい作品に出会えました。小瀧君の感情はこれから徐々に大人になれば大丈夫だと思います。頑張ってください!応援しています。 (2016年10月26日 14時) (レス) id: e374157141 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - *西畑ゆい*さん» ありがとうございます!今、更新出来ないんですけど待っててください! (2015年11月28日 16時) (レス) id: 5c76457955 (このIDを非表示/違反報告)
*西畑ゆい* - お話とっても面白いです!続きが気になります。更新頑張って下さい! (2015年11月26日 6時) (レス) id: 7d93721175 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:にこ | 作成日時:2015年11月3日 9時