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望side
.
朝出勤すると、
「聞き込みおねがい！」
そう慌てて出ていくA主任が。
「A主任、なんかあったん？」
近くの濱ちゃんに聞くと、
「このリストに知り合いがおってんて〜」
"ゆきちゃん"やって。と濱ちゃんが名前のところを指す。
「俺らは、この4人に聞き込みやから！」
既に用意万端な神ちゃんが、望はよ行くでぇ。と上着を着る。
車に乗って向かったのは事件現場。
そこで話聞くねんて。
「初めまして、よろしくお願いします。」
店内に入れば、2人の女性。
フルネームはリストに書いてあったからわかってたし、２人から貰った名刺は仕事用なのか下の名前だけ書いてあった。
「さっそくお聞きしたいのですが…」
さっそく始まる聞き込み、神ちゃんは結構相手の話を聞くのが上手でな、
「あぁ〜そうなんですね。大変そうですもん。」
すぐ２人と仲良しになって本来の目的から外れてまうのがオチ。
でも、今回は外れへんかったみたい。
仕事が大変という話で盛り上がってたら
「あ！そういえば、ウチに新人の子が入って来たんですけど、美紀さんによう叱られてたなぁ」
「ゆきちゃん？やっけ！そうそう、あの子だけ厳しくてね。」
という２人の会話に反応した。
「あの〜ゆきちゃんって、中本美紀の事嫌いだったとか？」
咄嗟に出た俺に驚きながらも
「そうですねぇ、毎日怒られてましたし。そりゃ、嫌いですよ。」
キラキラしたドレスを照明に反射させながら言う。
もう1人の女性は遠慮がちに手を挙げて
「あたし、前にゆきちゃんと楽屋で2人きりになった事があって、その時「美紀さん、怖いよね」って言ったら「そうだけど、嬉しい」って言ってました。」
続けて女性は言うけどその時の光景が蘇ったのか、血相を変えて
「でも、その後「厳しく、しごかれた方がやりがいがあるんですよ。」ってよくわからない事言ってて、怖かったの覚えてます。」
あの時ばかりは、怖くてそれ以上一緒に居れなかった、らしい。
女性が言うに、そのゆきちゃんって子は中本美紀の話になると目を変えるんだとか。
「それはちょっと気になりますねぇ」
薄く笑ったまま言う神ちゃんも、目は笑ってなくて
俺も、A主任に言わなければならないと思った。
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ゆか - 期待してます！久々にいい作品に出会えました。小瀧君の感情はこれから徐々に大人になれば大丈夫だと思います。頑張ってください！応援しています。 (2016年10月26日 14時) (
レス) id: e374157141 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - *西畑ゆい*さん» ありがとうございます！今、更新出来ないんですけど待っててください！ (2015年11月28日 16時) (レス) id: 5c76457955 (このIDを非表示/違反報告)
*西畑ゆい* - お話とっても面白いです!続きが気になります。更新頑張って下さい! (2015年11月26日 6時) (レス) id: 7d93721175 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ | 作成日時：2015年11月3日 9時
