35話 side-sk/side-ru ページ35
次の日の朝。教室についた時、すでに席についていたあの人に声をかけた。
「ねえラウール」
ru「なーに、佐久間くん？」
「昨日ここの病院にいたでしょ？」
私はそう言うと昨日3人で行った病院のホームページを表示したスマホを見せた。
ru「うん、昨日ここの中にあるお店にいたよ！」
「やっぱそうだよね！ラウールっぽい人がいたから声かけようか迷ったんだ」
ru「あ、佐久間くんもいたの？」
「うん。康二の友達のお見舞いについていったんだ。ラウールもお見舞い？」
ru「そうだよ！今友達が入院しててさ」
その時、ラウールのスマホが鳴った。
ru「ごめん佐久間くん。ちょっと大事な人から電話かかってきちゃったから…」
「ああ、いいよ」
ru「ごめん、ありがとう」
ラウールはそう言うと教室から早足で出ていった。
自分の席に戻って隣の席にいるなんか難しそうな本を読んでるあべちゃんに話しかける。
「あべちゃーん、何読んでんの？」
ab「数�靴了温予顱�
「え、まだ私たち高2だよ…？」
ab「何事も予習は大事。佐久間も読む？」
「…いや、遠慮しときます。
あ、そうだ。さっき確認とったらやっぱ昨日お店にいたのはラウールだった。
なんか友達のお見舞い行ってたって」
ab「友達、か…」
「ん？どしたの？」
ab「いや、ラウールから小中学校の友達の話聞いたことないなあって思って」
・
朝、絶対人が来ないであろう特別教科棟まで走って近くの空き教室に入ると、通話をタップした。
「もしもし！」
「……朝から元気だな」
「うん！元気！ていうか病室は通話禁止じゃないの？」
素朴な疑問を電話の相手であるめめにぶつける。
mm「…だから今中庭にいる」
「え！？もう歩けるの！？」
mm「私そんなに重症じゃないから。普通に元気だし」
「そっかー！そういやなんでめめ電話かけてきたの？珍しいじゃん」
mm「いや昨日と今日、私学校休んだから誰とお昼食べてんのかなって思って。
…まさかぼっち？」
「めめ心配してくれてるの！？
えっと、昨日はいつもの場所で一人で食べたけど、今日はパパとママと一緒に食べようかなって思ってる」
mm「あっそ」
「でもめめがいないとつまんない！
一緒にひなたぼっこできないし耳食べれないし」
mm「…お前ほんと耳好きだな」
36話 side-nb→←34話 side-ru +作者の独り言。
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貞光(プロフ) - あおいさん» mmは右派の方はあまりいらっしゃらないので、私も嬉しいです！ (2020年4月13日 14時) (
レス) id: e8d1c52f35 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - mmは私右派なんで嬉しいです（） (2020年4月13日 9時) (レス) id: 888c904e00 (このIDを非表示/違反報告)
貞光(プロフ) - ま み た そさん» コメントありがとうございます。これからも頑張りますのでよろしくお願いします。 (2020年3月30日 20時) (レス) id: e8d1c52f35 (このIDを非表示/違反報告)
ま み た そ(プロフ) - 初めまして、こんばんは。mmちゃんにょたのお話は見るのが初めてなのですがとても続きが気になりました。これからも頑張ってください。応援しています。 (2020年3月30日 19時) (レス) id: e6986a63c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：貞光 | 作成日時：2020年3月28日 14時
