子犬系男子の日常２

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｢…来たかな、これ。｣



先に生徒会室に入って体育祭の資料の確認をしていると

廊下から凄い勢いでこちらへ向かってくる足音が聞こえた。



渡辺｢あべぇ！！｣


｢バレちゃったかぁ。｣


深澤｢バレたじゃないよ、なんで黙ってんの。｣


｢んー…サプライズだよ。｣


渡辺｢そんなサプライズ要らねぇって。｣


深澤｢あんなカッコ可愛い康二見せんの無理っ！｣



鬼みたいな顔して俺に意見をぶつけるふっかと翔太。



宮舘｢ごめん、阿部。止められなかった。｣


｢ん、大丈夫だよ。｣


岩本｢ほんと康二の事になるとうるせぇな、こいつら。｣



少し後から舘さんと照もやってくる。

この2人はさすが、理解が早くて助かる。



岩本｢で…康二が応援団とか考えたね。｣


｢せっかくだからさ。佐久間があんな必死に頼み込んでくるの初めてだったし。｣


宮舘｢佐久間が？｣


｢うん、最後だからどうしてもってね。

本当は団長やるつもり無かったみたいだけど、康二と同じ赤団ってわかった瞬間やるって決めたみたい。｣


岩本｢ふーん…佐久間がねぇ。｣


宮舘｢だってよ、ふっか、翔太。｣


深澤｢でもさぁ！何も応援団じゃなくても！｣


渡辺｢そうだよ…他にもあんだろ…。｣



この2人はまだモヤモヤしている様子。

ま、後は康二頼みかなぁ。

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