子犬系男子の日常２

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渡辺｢おー…今年もやってんなぁ…｣


｢応援団？｣


渡辺｢あんな長ラン来て暑そ…｣


｢ふふ、赤団はやっぱ凄いね。さすが佐久間。｣



帰りのHRの後いつも通り生徒会室に向かっている途中、

窓から応援団の練習風景が見えた。

どの組も張り切って練習しているみたい。

特に佐久間率いる赤団は。



渡辺｢にしても…なーんで最後だってのに康二と離れるかなぁ。｣


｢まだ言ってるの？いい加減諦めなよ。｣



組分けのことで未だに文句を言っている翔太。

今日も聞き流すように聞いていたら外から聞き覚えのある声が聞こえた。



佐久間｢おー！いい感じー！｣



褒めて伸ばすタイプの佐久間。

それで団員を盛り上げているようだけど

問題はその後だ。



向井｢ほんまぁ？でもなんか楽しいなぁ！それにこの衣装も最高やんっ！｣



康二の声が聞こえたのだ。

佐久間と阿部が言ってた驚くことってこれかぁ

なんて勝手に自分の中で解決しちゃってたけど

翔太はそうもいかず。



渡辺｢はぁ！？何あれ！涼太知ってる？｣


｢知らないね。そんな予感はしてたけど。｣


渡辺｢康二が応援団とか聞いてねぇ！｣


｢佐久間と阿部にやられたね。｣


渡辺｢あいつら許さねぇ。とりあえずふっかんとこ行く！｣



なんて言いながらふっかを探しに行った翔太。



｢許さない…って康二いるんだから勝てるわけないのに。｣

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