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No.83 ページ9
――――その後、敵は撤退した。
緑「あ、あの〜世金さん。降ろしてもらえるかな………」
『ホントに？足大丈夫？降ろすよ？』
そう言って、ゆっくりと緑君を降ろす。
緑「少し痛いけど大丈夫………本当にありがとう。
………何も………できなかったけど………」
オ「そんなことはないさ。あの数秒がなければ
私はやられていた………！また救けられちゃったな。」
緑「無事で………良かったです………！」
『本当、それが1番ですよ。』
？「緑谷ぁ！！世金ぇ！！大丈夫か！？」
緑「切島くん………！」
へぇ………あの赤髪の人、切島って言うんだ。
うーんヤバイぞ。
オールマイトは今細い方だからな………
『あ、あー、切島、君？ちょっと―――――』
すると私達と切島君………赤君()の前に
急に壁が現れた。これ………コンクリート？
？「生徒の安否を確認したいから
ゲート前に集まってくれ。
ケガ人の方はこちらで対処するよ。」
切「そりゃそうだ！ラジャっす！！」
この人この間の職員室のやつでの尋問の時にいたな。
えっと………セメントス、だったような？
オ「ありがとう。助かったよ………セメントス。」
お、名前合ってた。
セ「俺もあなたのファンなので………
このまま姿を隠しつつ保健室へ向かいましょう。
しかしまァ毎度無茶しますね………」
オ「無茶をしなければやられていた。
………それ程に強敵だった。」
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作者名：紺平糖 | 作成日時：2022年8月1日 7時
