チェスト ページ45
ヒーリングチェストは、今度は悠介の方を見た
「貴方は、いつその影をとるのでしょう」
悠介「･･･その時が来るって、言いたいんだろ？」
「そうよ。子どもの頃から、人の心を読むのが得意ですね」
悠介「･･･俺を、知っているのか？」
「勿論、毎日、貴方たちを見ていました」
悠介「･･･」
ミューズは、悠介の目を見る
ミューズ「！！」
「･･･あなたは、ミューズが持っているグローブが欲しいのね」
悠介「ああ、そうだ」
「彼女は、持っていません」
悠介「は？」
「私が持っています」
悠介は、赤い目でチェストを睨んだ
「グローブを渡せば、貴方の野望は叶いますか？」
悠介「･･･せこいな」
「･･･」
悠介「少しなら手をひいてやってもいいぞ」
チェストは、悠介の【少し】という言葉にひっかかった
「いいでしょう。」
グローブが現れる
「これです」
ドドリー「そんなに、この一つのグローブになんの意味があるドド？」
悠介「魔法抑制」
「･･･何故、あなたが抑制しようと考えているのかがわかりません」
悠介「俺は優しいんだよ。お前らが死なないように、力を抑制したいだけだ」
「そんなに、この街が好きに？」
悠介「話聞いてたか？お前らが死なないように･･･」
「あなたは、嘘が下手です」
悠介はイラッときて、氷の魔法を出した
ドドリー「黒！？」
ミューズ「！」
ミューズはチェストを抱える
「大丈夫。いつか、いつか貴方は・・・
本当に、優しい人になれる。特別な人が現れます」
悠介「･･･」
「ミューズ、人々を守りたいという気持ち、よくわかります。でも・・・」
チェストは話し続けた
「きゃあ！」
プリキュアの声が聞こえる
悠介「･･･」
ミューズ「･･･！」
話がすむと、もういなかった
ただの箱になっていた
悠介「･･･ミューズ」
ミューズ「？」
悠介「お前、誰だ？」
ミューズ「！！」
悠介「アフロディテの娘なのは知っている。だけど、この街の誰になっているのかは知らない」
ミューズ「･･･」
ドドリー「言う必要はないと思うドド！」
悠介「お前に聞いてない。･･･喋れよ、ミューズ」
ミューズ「･･･っ」
ミューズはそこかへ行ってしまう
ドドリー「ミューズ！」
悠介は後を追わなかった
悠介「･･･何でそんなに･･･」
声を聞かれるのがいやなのか？
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凌馬 - 光希さん！そう言ってくれるととても励みになります！ありがとう！受験が終わったらまた書き始めるので、よろしくお願いします。 (2018年2月17日 23時) (
レス) id: 28dc1379fe (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - めっちゃ面白かったです！次の更新楽しみにしています！ (2017年12月26日 10時) (レス) id: cfe2cc8d41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凌馬 | 作成日時：2017年8月5日 16時
