時計塔 ページ39
悠介「・・・」
調辺アコ・・・ ね
悠介は、アコの赤いランドセルを見る
悠介「ありがとうな」
悠介はそのまま、眠りについた
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アコはベッドで寝ている
アコ「・・・っ!」
ベッドで寝ていると
窓から誰かが入ってきた音が聞こえて
目が覚めた
目の前には黒いマントをまとった
男の人だった
【・・・お兄さん誰?】
【誰だと思う?】
【・・・】
【わかるはずないよな】
私のところに近づいて
頬を撫でる
【・・・】//
彼が通った辺りは
漆黒と群青の氷に包まれていた
私の頬も
悪意に包まれたように冷たい
【俺は・・・。ブラックランドの王子だ】
【・・・】
彼の名前は・・・
●●
【王子さまが何しに来たの?】
【・・・】
王子はしばらくして口を開いた
【君を・・・】
ガチャッ!!
言いかけた途端に勢いよく扉が開いて・・・
【またな。姫さま】
アコ「!」
アコは夢から覚める
アコ「何今の・・・」
夢、よね
・・・っ?
アコ「違う・・・。夢じゃない…!存在する!ブラックランドの・・・」
名前が思い出せない
誰だっけ?
確か…
魔法を使っていた
氷の!
漆黒
群青
ブラックランドの王子
私の部屋に乗り込んだ男の人
アコ「…おじいちゃんに、聞いてみよう」
┃
┃
九時
悠介「…お金は、足りてるな」
悠介は財布の中をチェック
大丈夫と確認したら
服を着替える
悠介「…真白がいないと結構狭く感じる」
いつもそうだったな
真白がいないときは、
誰もいない世界のようだった
悠介「あいつ、存在感濃い」
┃
┃
┃
真白「悠介!」
早いな
悠介「話って何?」
真白「俺に隠していること、あるよね?」
悠介「隠し事?」
真白「そうだ。あるよね」
悠介は冷静に「ない」と答えた
真白「今の悠介の目には、迷いがある」
真白は目を合わせる
悠介「ホントにない。まず隠すような出来事がない」
真白「信じていいの?」
悠介は戸惑ったが
迷いは捨てた
悠介「もちろん、信じてよ」
真白「…そうか!それだけなんだ!よかった」
ホッとしていた
悠介「じゃあ、俺用事あるから」
真白「うん。じゃあな〜!家で待ってる」
真白は去っていった
アコ「悠介」
後ろからアコの声
悠介「行くか。つっても、すぐそこだけど」
アコ「ええ」
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凌馬 - 光希さん!そう言ってくれるととても励みになります!ありがとう!受験が終わったらまた書き始めるので、よろしくお願いします。 (2018年2月17日 23時) (レス) id: 28dc1379fe (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - めっちゃ面白かったです!次の更新楽しみにしています! (2017年12月26日 10時) (レス) id: cfe2cc8d41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凌馬 | 作成日時:2017年8月5日 16時