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結局、朝方まで語り合った私たちはお昼頃に起きて、そのまま私の部屋でダラダラと過ごし夕方に解散した。



ふぅ。スッキリしたな〜!

弾む心で階段を上っていたとき
部屋から携帯の着信音が聞こえた


?…この音は電話だ!
私は急いで部屋に戻り、誰から掛かってきたのかも見ずに画面をタップして電話に出た


「もしも…」


?「、おまえっ、赤葦と付き合ってるって、本当か?」


もしもし、そう言いきる前に被せられた言葉。
その言葉を発している声は聞き慣れたもので
間違いなく、クロだ。



「え、」


ク「…今日、梟谷と練習試合だった。休憩中、赤葦と木兎がお前の話してるの、たまたま聞こえたんだ。そしたら…赤葦が、Aと付き合い始めた、ってよ。本当なのか。」



電話越しの声は少し不機嫌な感じ。


「…うん、本当だよ。でもいっしゅうか…」



ク「…っ!はは、なんだ…そっか。それじゃあ俺の家にも来れねーワケだ…悪かったな、」



「や、あの、京治くんとはいっ…」



ク「俺らが仲良いと赤葦が妬くもんな!これからは気ぃつけないと。いやー、それにしてもAに彼氏なんて、俺もなんか嬉しいわ。幸せにしてもらえ」

じゃあな。そういって切られた電話。



クロが一方的すぎて結局、1週間だけ、と伝えられなかったな…



って。別にクロに伝わらなくても良いじゃないか。

クロには関係ないし…


それに、私に彼氏が出来て嬉しい、って言ってたし



なんだ私、祝福されてるじゃん。







「…」









それなのにどうして、泣いてるの。





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ゆう(プロフ) - らったんさん» ありがとうございます。恐らく今後も同じミスがある箇所が出てくると思います……。より良い作品に出来るよう、今から確認作業に入らせていただきます。引き続きお楽しみいただけると幸いです。 (2016年6月16日 1時) (レス) id: 338e4d695e (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 紫音さん» ありがとうございます(*^o^*)もう少ししたら、更新しますんで少々お待ちくださいませ!(>_<) (2016年1月23日 23時) (レス) id: 338e4d695e (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - 続き気になるー!頑張ってください (2016年1月23日 22時) (レス) id: e8890d46b1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 零さん» 初めまして、作者のゆうと申します。ありがとうございます!これからも頑張らせていただきます(*^o^*) (2016年1月23日 21時) (レス) id: 338e4d695e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 見ていて、胸がきゅーっと締め付けられて苦しいです。切なすぎて胸が痛いくらいですw続き、楽しみにしてますね! (2016年1月23日 21時) (レス) id: dd3ed0d17c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう | 作成日時:2016年1月20日 22時

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