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ク「あー?なんだよ?…って、この子、は…んーと、何か用事かな?」


私以外がいるとわかったら、話し方が優しくなった黒尾さん。
なんなんですか本当。

「あのね、この子マネージャー希望だって。あと、私が今日たまたまここにいるだけってこと、説明しておいて?さっき、説明しそびれちゃったの。」


んじゃ、あとよろしく〜
体育館を出ようとした。


ク「あ、おい!A!もう暗いし一緒に帰るぞ。だから俺ら終わるまで待ってろ。」


命令みたいに言ってくるけど、これがクロの優しさ。
わかってる。でも。


「あー、大丈夫だよ?私なら平気!それより、まだ練習もあるでしょ?その子の話も聞かなきゃだし、主将として仕事しろー!」ニッ


クロが心配しないように、おどけながら言う。

平気なのは本当。別に暗いの怖いとかないし。
私って意外と強い系女子なのか。(笑)


じゃ!

そう言って今度こそ、体育館を出る


よし、クロも諦めてくれたみたい



みんなの役に立てたかな?
洗濯だけだったけど、手伝えてよかった!

帰ったら夜ご飯の手伝いしなきゃだし
さっさと帰ろう。


そう思いながら、もうまもなく沈む夕日が照らしてる道をひとり、歩いて帰った。



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作者名:ゆう | 作成日時:2016年1月17日 6時

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