15歩目 ページ15
.
─黒尾side
平気!そう言いながら出てったあのバカ。
いくらAでも、女だ
それなりに心配すんだろ。
?「あ、の。」
やべぇ、人いるんだった。
可愛らしい、高めのその声にハッとする
ク「あ、ごめんな。んで、マネージャー希望だっけ?俺、男子バレー部主将の黒尾 鉄朗。キミ、名前は?」
?「はい、マネージャー希望です!1年2組の山下さくらです!」
ク「山下さんね。いままで、バレーとかマネージャーの経験はある?」
さ「えぇっと…バレーの経験はありません。マネージャーでも無かったんですけど、保健委員だったのでケガの手当てやテーピングは、先生の手伝いで結構やってました。」
なるほど。即戦力だな。
受け答えもハッキリしてるし、いい子そうだ。
ク「そっか、わかった。入部届って、書いてきてる?もちろん、体験入部も歓迎なんだけどさ。」
さ「あ、あります!」
まさかいま提出を求められると思ってなかったのか、少し慌てた様子の彼女。
わたわたしてる。ちょっとおもしろい。
ククッ、と喉を鳴らしてちょっと笑う。
あ、やべ。笑ってるのバレた。
さ「え、先輩、どうして笑ってるんですか//!?」
笑われたのが恥ずかしかったのか。
少し顔を赤くする山下さん。
ク「わりぃ。そんな慌てなくてもいーのになって思って。ゆっくり探せよ」
さ「は、はい…//」
ちょっとして、入部届を渡してきた山下さん。
ク「おー、さんきゅ。んじゃ、これは俺が目を通して監督に渡しておくから。今日は…もうほぼ終わりだけど、雰囲気掴むためにも見学してけ。」
さ「はい!よろしくお願いします!」
元気だなー。
ク「こっちこそ、よろしくな」
山下さんを連れて、体育館へ戻る
.
377人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆう | 作成日時:2016年1月17日 6時