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13.安井謙太郎side ページ13

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安井謙太郎side






しばらくして酔いが回って、Aが眠りについた

そして美勇人も



向かい合わせで壁に寝そべって寝る二人を見て

みんなはため息をつく






真田「こいつらマジ付き合うつもりねえのかな」

長妻「いや多分ね、一生ないよ笑」

諸星「ないね笑」

萩谷「でもお互いさ、ガチで恋愛感情で好きでしょ」

安井「そりゃそうよ。…わかりやすいもん」







こういうとき、ドラマだったらきっと

二人は寄り添って肩に頭を乗せて寝てる。




でもこの二人は今も、お互い隣にもいなくて

向かい合わせで後ろの壁にもたれてる






これが二人の関係






あからさまに好きなくせに


決して今より近づかない








そして俺はというと








安井「…わかりやすすぎるよなぁ、ほんと」








そんなAが

わかりやすいくらいに美勇人へ向ける

俺には向けない表情であったり感情に




どうしようもなく胸が締め付けられるのだった








真田「こいつらもこいつらなりにメンバーだからって

遠慮というか気遣ってんだろうなって思うわ」



萩谷「そうだろうね」








二人の寝顔を見てからふと

他のメンバーの表情を見渡してみると





みんながなんとも言えない優しい目を

二人に注いでいた





でもそんな中

一人だけ俺に目を向けていた奴が一人








長妻「…」








最年少のながつは、

打ち明けたことのないこの俺の気持ちに

気づいているのだろう






ん?と優しく笑ってもただただ

何とも言えない表情で俺を見るから

優しく首を横に振った





俺のことなんて、気にしなくていい







顕嵐「美勇人さんチキンだからな〜」


諸星「いやでもやる時はやる男だよきっと笑笑」


萩谷「1秒でも早くそんな時がきてほしいわ」








俺らがこんな会話を繰り広げている時

二人は今どんな夢を見ているのだろうか






その夢がどうか



幸せでありますように

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- とっても、面白いです! (2020年9月12日 23時) (レス) id: 49efc44e7b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:barumi | 作成日時:2020年8月16日 23時

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