ヘリクリサム【森田美勇人】 (ページ14)

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今日はオフで

安井くんとお出かけ！

先に着いておこうと10分以上前に

待ち合わせ場所へ行くと既にそこにいる

小さな影

「おまたせ！」

安井「おぉ、きたきた。」

「ねえ、10分以上前に来たのになんでもういるの？」

安井「え？いやたまたまね？用事あったから。」

「絶対嘘だよ」

安井「もうそんなのいいんだよ、いこ？」

「…うん！」

安井くんは本当のお兄ちゃんのような存在だ

遊びに行っても何でもしてくれるし

かといって本当に気も遣わない

「なにたべる？」

安井「あ、予約してるよ」

「え、うそ、わざわざ予約してくれたの？」

安井「うん。混んだら嫌だし笑」

本当に、出来る男というか

サラッとやっていることがカッコいい

安井「すみませーん、２名で予約してきた安井です」

気づけば店員さんに声をかけていて

あっという間に個室に通された

辺りを見渡しながら上着を脱ぐ安井くん

安井「店めっちゃ綺麗だね、思った以上だった

あ、はい上着かけとくから貸して？」

上着ですらかけてくれる

本当私、安井くんといたらダメ女になりそう

安井「適当に頼むか～」

お店の人を呼んでメニューを指差し読み上げ

注文してくれる安井くんに全てを任せた

安井「は～、つっかれたー」

「安井くんさ、ずっと働いてるよね？

体大丈夫？」

安井「ん？そんなことないよ。休めてるし

ありがとね」

いや、私は知っている。

このメンバーの中で誰よりも働いていて

誰よりもスタッフと打ち合わせをしていることを。

スタッフさんからではなく安井くんの方から

説明を聞くことも多くある

プロデューサーのような役割も担ってくれている

安井くんには感謝しかない